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医療分野におけるICTの応用はつぎのステップへ

 医療とICTに関わるニュースのなかで、今週、気になったのは東京都医師会が実施したオンライン診療に関する医師の意向調査の結果である。賛成と反対が拮抗していること以外、その理由についてはこの記事から読み取ることはできないのだが、課題があるのであれば明らかにしつつ、医療の専門家、ICTの専門家で解決していく必要があるのではないだろうか。また、東京以外の地域、例えば過疎化が進み、医師不足が顕在化している地域ではまた異なる回答になる可能性もあろう。

 また、VRがパーキンソン病を患う人の歩行をサポートするという研究があるという。もし、この技術が確立するのであれば、補助具として画期的なアプローチの方法といえるのではないか。これまでの医療分野のICTといえば、電子カルテやAIによる画像診断の支援をする機能が多かったが、こうした新しい試みは注目していきたい。

ニュースソース

  • 東京都医師、オンライン診療に「賛成・反対がきっ抗」[日経デジタルヘルス
  • パーキンソン患者の歩行をサポートするARアプリを米大学の学生が開発 [ガジェット通信
  • 医師が処方する「治療用アプリ」開発へ スマホで患者支援、保険も適用[ITmedia
  • VRで歯科治療の苦痛を軽減、歯医者さん向けVRサービス[PC Watch
  • AI問診・病名予測アプリ開発のUbieが関西電力CVCから3億円を資金調達[TechCrunch日本版
  • 電子カルテとオンライン診療のシステム連携で合意[日経デジタルヘルス
  • 医師を支える音声アシスタントが、カルテや処方箋を書き始めた[WIRED

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「iNTERNET magazine Reboot」は、ネットニュースの分析や独自取材を通して、デジタルテクノロジーによるビジネス変化を捉えるインプレスR&D編集のコーナーです。産業・教育・地域など、あらゆる社会の現場に、Reboot(再始動)を起こす視点を提供します。