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Web API“ORTC”を採用した「Skype for Linux」のアルファ版が公開

 米Microsoft傘下のSkype Communicationsは13日、リアルタイムコミュニケーション用のWeb API“ORTC”を採用した「Skype for Linux Alpha」を公開した。

 ORTC(Object Real-Time Communication)は、対応するウェブブラウザーのみで音声やビデオを用いたチャット、ファイル共有を可能にするWeb API。Google ChromeやMozilla Firefox、Microsoft Edgeなどが対応している。

 Linux版Skypeは現在も提供されているが、2014年のバージョン「4.3.0.37」からアップデートがされていなかった。今回提供のSkype for Linux Alphaは、Windows/Mac OS X/iOS/AndroidのSkype最新バージョンとの通話が可能だが、以前のLinux版とは互換性がないとのこと。

 Skypeでは今回のリリースについて、ORTCをMicrosoft Edge以外にも広げる第一歩としている。