JR東日本企画が交通費精算サービス「transit manager」、Suicaなどの利用履歴をスマホで読み取ってサーバーに保存、ブラウザーから申請可能

　株式会社ジェイアール東日本企画は、JR東日本メカトロニクス株式会社、ソフトバンク株式会社、株式会社ビーマップの3社と連携し、交通費精算クラウドサービス「transit manager」を10月1日より法人向けに提供する。

　transit managerは、交通系ICカードの利用履歴から、鉄道やバスの交通費として申請するデータをユーザーが選択、集計するソリューション。全国での相互利用に対応する10種類の交通系ICカードと、仙台エリアで利用可能な「icsca」、モバイルSuicaに対応する。

　NFCに対応するAndroidスマートフォンやタブレットにICカードをかざし、アプリを経由して読み取ったデータをサーバー上にアップロードする。モバイルSuicaの利用時は、スマートフォンアプリで操作することで、データをそのままサーバーに登録できる。Windows PCに接続されたソニー製の非接触ICカードリーダーライター「PaSoRi」や専用端末でのICカードの読み取りも可能（オプション）。

　アップロードされたデータは、ウェブブラウザーで専用ページにログインすることで、業務用と私用の利用履歴を区分し、コメントを付記したデータとして申請できる。また、スマートフォンアプリからの申請も行える。

　申請データはPDF/CSV形式で出力できるほか、過去の申請履歴の確認なども行える。「Professional」プランでは、APIを介した業務システムとの連携にも対応する。

　これにより、交通費精算において申請者や経理担当者の業務を効率化できるとしている。