ニュース

ウイルスバスター環境でWindows 10 Fall Creators Updateを適用すると死のブルースクリーンが発生する不具合

修正モジュールの配布を開始

ウイルスバスター環境でWindows 10 Fall Creators Updateを適用すると死のブルースクリーンが発生する不具合

 トレンドマイクロ株式会社のセキュリティ対策ソフト「ウイルスバスタークラウド」をインストールしている環境で、「Windows 10 Fall Creators Update」へのアップデートを行うと、ブルースクリーン(BSoD:Blue Screen of Death)が表示される不具合が発生している。

 Windows 10 Fall Creators Update向けの更新プログラム「KB4043961」を適用した後でPCを再起動すると、ブルースクリーンが表示されて、PCが正常に起動しなくなるという。

 トレンドマイクロでは、サポートページや公式Twitterアカウントで注意を呼び掛けており、現在、修正へ向けて対応を行っているとして、サポートセンターへの問い合わせを促している。




 また、ユーザー向けのコミュニティページでの回答では、Fall Creators Updateを適用してしまった場合には、PCをセーフモードで起動してウイルスバスタークラウドをアンインストールすることを推奨している。

 セーフモードで起動するには、Windowsの「設定」の「更新とセキュリティ」から「回復」を選んで再起動する。表示された画面で、「トラブルシューティング」の「詳細オプション」から「スタートアップ設定」を選択して再起動を行い、さらに再起動後に表示される「スタートアップ設定」の画面で「セーフモードとネットワークを有効にする」を選ぶ必要がある。

【記事更新 14:25】

 トレンドマイクロは、「ウイルスバスタークラウドのWindows 10 Fall Creators Update(RS3)の対応状況について」のウェブページを更新し、BSoDが表示された環境向けに「修正モジュール」の配布を開始した。

 編集部がトレンドマイクロ広報に確認したところ、BSoDが表示された環境では、PCを再起動すると前のWindowsバージョンに戻るとのこと。その状態で修正モジュールを実行して再起動を行えば、Windows 10 Fall Creators Updateへのアップグレードを行う更新プログラム「KB4043961」を正常に適用できるようになるという。

 また、トレンドマイクロでは、ウイルスバスタークラウドのユーザーへ向け、自動更新される修正ビルドを10月20日付で配布予定。これにより、修正モジュールを適用しなくとも、正常にWindows 10 Fall Creators Updateへのアップグレードが行われるようになるという。