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「Avast」のMac用セキュリティソフト2018年版を提供開始、ランサムウェアやWi-Fi侵入者への対策を強化

「Avast Security Pro」ステータス画面

 Avastは15日、Mac用セキュリティソフト「Avast Security Pro」2018年版の提供を開始したと発表した。Mac OS X Mavericks(10.9)以降に対応しており、価格は1年・1台版6180円など。

 無料版の「Avast Security」で搭載しているウイルス対策、危険なウェブサイトやメール添付書類をブロックする「ウェブシールド」「メールシールド」などの機能に加え、有料のProではランサムウェア対策、Wi-Fi対策を強化した。

無料版「Avast Security」に機能面での変更点はないが、ステータス画面のメニューには、有料版「Pro」に搭載されている2つの機能も鍵付きで表示されるようなった。それらを選択すると、Proへのアップグレードを案内するメッセージが表示される

 「ランサムウェアシールド」では、ユーザーの許可なしにファイルや設定に変更を加えようとするプログラムを検知してアラートを表示。ランサムウェアがファイルを勝手に変更・削除するのを阻止する。

「ランサムウェアシールド」設定画面
「ランサムウェアシールド」のポップアップ表示

 「Wi-Fiインスペクター」では、ユーザーのWi-Fiネットワークを監視し、ルーターの脆弱性などをチェックするとともに、新しいデバイスがネットワークに加わるとアラートを表示する。ハッカーの侵入を阻止するほか、隣人がネットワークにただ乗りするのを防ぐことができるとしている。

「Wi-Fiインスペクター」のポップアップ表示

 Avastではこのほか、Mac用のパフォーマンス最適化ソフト「Avast Cleanup Pro」の提供も開始した。Macのパフォーマンスをピーク時の状態で維持できるとともに、不要になった重複ファイルを削除してディスク領域を解放するという。価格は、1年・1台版6180円など。なお、Avast Cleanup Proのダウンロード提供は現在、英語版サイトからとなっており、決済も米ドルで行われる。日本円での決済は11月下旬より開始する予定。