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孤高?の60GHz帯「11ad」対応Wi-Fiルーターが3万5800円、Amazon.co.jpで1月31日限定の特選タイムセール

 Amazon.co.jpにおいて1月31日限定で、ネットギア・ジャパン合同会社のネットワーク機器を割引販売する特選タイムセールが行われている。ハイスペック無線LAN(Wi-Fi)ルーター「R9000-100JPS」は3万5800円。同製品の1月30日時点でのAmazon.co.jpにおける販売価格4万2980円に対し、7180円の割引だ(※本記事での販売価格表記はすべて、今回の特選タイムセールにおける税込価格)。

ネットギア・ジャパン合同会社の無線LANルーター「R9000-100JPS」

 R9000-100JPSは、現在普及している2.4/5GHz帯を使う無線LAN規格「IEEE 802.11ac/n/a/g/b」に加え、60GHz帯を使う「IEEE 802.11ad」に対応しているのが特徴。11adでの最大通信速度は4600Mbpに上る。2.4/5GHz帯と比べて直進性が強いという60GHz帯の電波特性もあって、11adでは見通せる範囲の近距離(約10mまで)の無線通信となるが、広帯域が必要な4K/8K動画のストリーミングや、低遅延が求められるオンラインゲームに適しているとされている。

 ネットギア・ジャパンでは2017年6月、“日本初”の11ad対応Wi-FiルーターとしてR9000-100JPSを発売したが、コンシューマー向け製品として編集部で把握している限り、現在でも日本向けに出荷されている唯一の11ad対応Wi-Fiルーター製品となっている。なお、11adによる無線通信を行うには、クライアント端末(子機)も同規格に対応している必要があるが、そうした製品は普及していない。

 もちろん、R9000-100JPSは、11ad抜きで、一般的な11ac/n/a/g/b対応Wi-Fiルーターとして使用することが可能だ。クアッドコアCPU(1.7GHz)を搭載することで高速処理を実現。11acの4ストリーム(4×4)仕様で、5GHz帯で最大1733Mbps、2.4GHz帯で最大800Mbpsの無線通信に対応しているほか、MU-MIMOやビームフォーミングにも対応している。有線LANポートはギガビット対応×6ポートを装備しており、うち2ポートをリンクアグリゲーションで利用可能。さらに、光ファイバーを通信機器に接続するための光トランシーバーの規格である「SFP+」のスロットも装備しており、オプションのSFP+モジュールなどを別途追加すれば、10ギガビットの有線LANにも対応できるのが特徴だ。

 特選タイムセールではこのほか、最大1733Mbpsの11ac wave2に対応したコンセント直結型の無線LAN中継器「Nighthawk X4 EX7300」が7980円、ホームWiFiシステム「Orbi」スターターキット「RBK50-100JPS」が2万8800円、WiFiネットワークカメラ「Arlo」のスターターキット「VMS3230-100JPS」が1万9800円、同「Arlo Pro」のスターターキット「VMS4130-100JPS」と追加用カメラ「VMC4030-100JPS」のセットモデルが3万4800円で、1月31日限定で割引販売されている。