ニュース

5TBの「Dropbox Business」ライセンス付きNASを2機種、アイ・オー・データが発売

HDL2-X/DBシリーズ

 株式会社アイ・オー・データ機器は、法人向けNAS「LAN DISK Xシリーズ」に、「Dropbox Business」の1年ライセンスを添付したモデルを4月上旬に発売する。

 Western Digital製「WD Red」シリーズのハードディスク2TB×2を搭載する「HDL2-X4/DB1」(想定売価税別15万5300円)と、4TB×2搭載の「HDL2-X8/DB1」(同18万9200円)をラインアップ。添付されるライセンスは「Dropbox Business Advanced」をベースにしたもので、3ライセンス・合計5TB(APIコール制限なし)まで利用可能。

 LAN DISK Xの特定のフォルダに保存されたデータは、Dropbox Businessと自動的に同期。PC/スマートフォンからリモート接続サービス「Remote Link 3」を介してデータにアクセスできる。セキュリティポリシー上、クラウドコンピューティングのみの運用に抵抗がある場合でも、NASとの併用で柔軟に保存先を選択でき、余分なクラウドのライセンスコストを抑えられるとしている。

 いずれの製品もデュアルコアCPU「Intel Braswell Celeron N3010」(2.24GH駆動)を搭載。SMB、AFP、FTP、HTTP/HTTPS、SNMPの各プロトコルをサポートする。RAID 0(ストライピング)、RAID 1(ミラーリング)に対応するほか、ファイル単位でのミラーリングが可能な同社独自の冗長化方式「拡張ボリューム」に対応する。

 本体の大きさは101×210×160mm(幅×奥行×高さ)、重さはHDL2-X4/DB1が約3.0kg、HDL2-X8/DB1が約3.1kg。インターフェースはギガビット対応の有線LANポート×2、USB 3.0×2、USB 2.0×2。電源は付属のACアダプターを使用する。

本体背面

 NASの状態をネットワーク経由で監視するクラウド管理サービス「NarSuS」が無償で利用できるほか、有償保守サービス「アイオー・セーフティ・サービス(ISS)」への加入にも対応する。

 また、Dropbox Businessの1年ライセンスが別売りになった「LDOP-LS/DB1」(7万3000円)も用意。LAN DISK Xシリーズに加え、LAN DISK H/LAN DISK AシリーズのNASでもクラウドと連携できる。なお、一度に適用できるのは1パックのみのため、2年以上の利用延長には対応しない。

「LDOP-LS/DB1」パッケージイメージ