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高校生Twitterユーザーの半数以上が「実名利用」、そのうち4割が“すべての人”に公開状態

 MMDLabo株式会社は、高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査の結果を発表した。SNSやブログ、掲示板などにおける実名での利用率(複数回答可)は、Twitterでは、高校生が52.7%、大学生が44.5%、社会人20代が28.2%、社会人30代が14.0%。一方で、Facebookでは、高校生が7.6%、大学生が15.9%、社会人20代が40.0%、社会人30代が40.4%だった。

 同調査は、SNSやブログ、掲示板を週に1回以上利用するユーザーを対象に、3月1日~5日にインターネット調査をマカフィー株式会社と共同で実施したもの。有効回答数は2027人。

実名で利用しているSNS・動画共有サイトなどのサービス

 Twitterを実名利用すると回答した706人のうち、公開範囲を「すべての人」に設定しているのは、高校生が41.1%、大学生が35.2%、社会人20代が37.1%、社会人30代が57.7%だった。

Twitterを実名利用している人のうち公開設定が「すべての人」の割合

 サービスに一度でも投稿したことがあると回答した1720人を対象に、投稿した内容で「後悔したことがある」と答えたのは、高校生が60.6%、大学生が62.8%、社会人20代が57.1%、社会人30代が47.5%。

 後悔の経験があると答えた985人のうち、後悔した投稿内容(複数回答可)として、「そのときの感情」(47.3%)、「恋愛に関する内容」(21.9%)、「自分の写真」(21.9%)、「他人に対する批判、文句」(19.5%)、「知人・友人・家族に対する批判、文句」(18.7%)などが挙がった。

投稿後に後悔した経験
投稿で後悔した内容

 SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用していると回答した2027人を対象に、自身の投稿によって引き起こされた問題があるか聞いたところ(複数回答可)、約8割が「問題になったことはない」と回答。一方、起こったことがある事象に関して、高校生で最も多かったのは「学校内で問題になった」(8.2%)、大学生、社会人20代、社会人30代では、「内容が友人・知人・家族間で問題になった」だった。

投稿後によって引き起こされた問題(自分自身)

 自分自身もしくは友達が「何らか問題になった」と回答した人に対して、どんな内容が問題になったかを自由回答で聞いたところ、以下の回答が挙がった。

  • インスタのストーリーに学校の先生の悪口を名前を出して書いた(高校生 女性 自分自身のできごと)
  • いるはずがない場所に行っていたことがばれた(社会人20代 男性 自分自身のできごと)
  • 会社の業務を投稿した(社会人20代 男性 友人のできごと)
  • 違法ダウンロードの自慢(大学生 男性 友人のできごと)
  • 未成年の飲酒の発覚(高校生 女性 友人のできごと)

 投稿した内容が何らかの問題になったと回答した395人を対象に、投稿前の意識について聞いたところ、「特に問題のある内容だとは思わなかった」(41.3%)、「少し投稿するのに迷ったが、問題になると思わなかった」(40.8%)、「問題になると思ったが、投稿した」(10.6%)、「間違えて投稿してしまった(意図した投稿ではなかった)」(7.3%)。

問題になった投稿をする前の意識