ニュース

中学・高校のWi-Fi、生徒が私物スマホをつなげてしまえる学校も~MMDLabo調査

 MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、スマートフォンを所有する中学生533人、高校生573人を対象に実施した「2018年4月 中高生の学校のIT利用状況調査」の結果を発表した。

 調査は株式会社テスティーが提供するスマートフォンアンケートアプリ「TesTee」を用い、4月10日~13日に実施された。回答者のうち中学生の83.5%、高校生の78.7%が女性。

 学校にWi-Fi環境があるのは中学生が25.9%、高校生が22.0%だったが、中学生の半数以上(51.2%)、高校生の4割以上(41.0%)が「わからない」と回答している。

 学校に「Wi-Fiがある」と回答した中高生のうち、中学生の73.9%、高校生の68.3%が「学校の端末のみ接続できる」と回答。スマートフォンを接続できると答えたのは、「授業中のみ」が中学生で8.7%、高校生で7.9%。「休み時間だけ」が中学生で1.4%、高校生で4.0%、「いつでも自由に使える」との回答は中学生で15.9%、高校生で19.8%だった。

 ただし、「学校のWi-Fiに接続できる」と回答した中高生のうち、スマートフォンをWi-Fiに接続することが学校から「許可されている」と回答したのは、中学生の16.7%、高校生の35.0%にとどまり、中高生とも約3割が「許可されていない」と回答している。

 なお、MMDLaboでは、「設備環境としてWi-Fiアクセスポイントが設置されている学校があることは聞いているが、生徒向けのサービス目的での設置は聞いたことがない」とコメントしている。

 また、所有しているスマートフォンは中学生の86.7%、高校生の92.1%が「iPhone」で、Androidは中学生で2.1%、高校生で3.5%だった。また、学校へのスマートフォン持ち込みが許可されていないのは、中学生が70.4%だった一方、高校生では6.8%だった。