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「Avast 2019」提供開始、AIでフィッシングサイトの検出強化、全画面表示アプリ実行時の通知オフなど
2018年10月16日 06:00
Avast Softwareは、セキュリティソフトの最新バージョン「Avast 2019」を提供開始した。無料版の「Avast Free Antivirus」、有料版の「Avast Internet Security」(1年1台ライセンス4480円)「Avast Premier」(同5980円)「Avast Ultimate」(同8980円)をラインアップする(価格はいずれも税込)。対応OSはWindows 10/8.1/8/7/Vista/XP SP3。
Avast 2019ではAIを活用することで、疑わしいトークンやドメインのメタ情報を自動的に確認すると同時に、ウェブサイトを視覚的側面から検証することでフィッシングサイトの検出を強化したという。フィッシングや詐欺メールの被害からユーザを保護できるとしている。
新機能の「サイレントモード」は、従来の「ゲームモード」から名称を変更し、ゲームプレー時だけでなく、全画面表示アプリの実行時に、Windows、メール、チャット、ウェブブラウザーなどのソフトの通知をオフにできるようになった。
ウイルス、ソフトウェアアップデート、ネットワークやパフォーマンスなどの問題を一括でスキャンできる「スマートスキャン」の機能も強化された。従来の2分の1のスピードでPCをスキャンして問題を特定し、最適化できるという。
「Wi-Fi Inspector」は、ユーザーのネットワークに接続されたルーター、PC、モバイル端末、IoTデバイスをスキャンして、検知した問題の解決策を提示する機能。Avast 2019では、デバイスの認識やセキュリティ上の脆弱性をより詳細に検知するように機能が改善されたという。これらの機能はAvast Free Antivirusでも利用できる。
「機密データシールド」は、有料版ユーザー向けの機能で、納税申告書、健康診断結果、パスポートなどの機密ファイルを特定し、シールドを適用してファイルを保護するもの。権限を持たない第三者やマルウェアなどのプログラムは、ファイルの閲覧や変更ができないとしている。
Avast Internet Securityは、ランサムウェアに対する高度な保護機能、サンドボックス、ファイアウォール、アンチスパム機能を搭載。Avast Premierはウェブカメラのぞき見防止機能や、機密性の高いファイルを安全に消去する機能を搭載する。
Avast Ultimateでは、これら3製品の機能に加えて、パフォーマンス最適化ソフト「Avast Cleanup Premium」や、VPNアプリ「Avast SecureLine VPN」、パスワード保護機能「Avast Password Premium」を搭載する。