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「〇〇小学校.jp」「〇〇高校.東京.jp」など学校名の日本語JPドメイン名、先着順で登録申請の受付開始

 初等中等教育機関などの名称を用いた「〇〇小学校.jp」「〇〇高校.東京.jp」といった日本語JPドメイン名について、11月1日より通常登録申請が可能になった。JPドメイン名の登録管理とDNS運用を行っている株式会社日本レジストリサービス(JPRS)が同日、発表した。日本国内に住所を持つ学校および学校の設置者(学校法人や自治体など)が、先着順で登録申請できる。「ウェブサイトのURLに学校名をそのまま使えるため、覚えてもらいやすくなるほか、一目で学校のウェブサイトのURLであるとアピールできる」という。

 日本語JPドメイン名の登録を開始した2001年時点では、「小学校」や「中学校」で終わる文字列については一律、登録できないように制限されていた。当時はまだ、教育機関・組織によってインターネットやICTの活用度合いに差があったため、公平性の観点からとられた措置だという。

 一方で近年では教育現場でのICT活用が進み、利便性や情報発信の観点から分かりやすいドメイン名の利用が重要になってきたこと。これを受け、JPRSでは2016年10月、学校名の日本語JPドメイン名を登録できるようにすることを発表。その後、ルール改訂などを行い、「中学校」「高等学校」と「中学」「高校」という略称が存在するそれらの学校種別においては、正式な学校種別名称もしくは略称で登録を行った学校がもう一方も登録できるようにするルールなどを取り入れた上で、2017年10月~2018年9月27日には、先着順による競争の緩和などを目的とした「同時登録申請」の受け付けを実施。各学校にドメイン名を登録する機会を平等に持ってもらえるよう配慮してきたという。

 今回、受け付けを開始した通常登録申請では、通常のJPドメイン名と同様、空いている文字列の学校名の日本語JPドメイン名を先着順で登録できる。JPRSの指定事業者各社が提供するドメイン名登録サービスを通じて登録できる。