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「これだけは知っておきたい公衆無線LANセキュリティ対策」、ドコモgaccoでオンライン講座が動画配信

 株式会社ドコモgaccoと株式会社インプレスは、総務省による「公衆無線LANのセキュリティ対策に係る周知啓発事業」の一環として、公衆無線LAN利用時のセキュリティ対策に関するオンライン講座「これだけは知っておきたい公衆無線LANセキュリティ対策」を2月27日15時より開講することを発表し、受講者の募集を開始した。

 公衆無線LANは、観光・ビジネス・防災など、さまざまなシーンでの普及や活用が進んでいる。総務省では、利用者のセキュリティ意識向上を目的とし、オンライン講座を用いた啓発を新たに実施する。

 公衆無線LANを利用する際のリスクとセキュリティ対策の方法を学び、周囲にもセキュリティ対策の方法を伝えられるようになるオンライン教育コンテンツの動画をインプレスが作成し、公開オンライン講座プラットフォーム「gacco」で配信する

 講座は以下の全8回。合計1時間程度の動画となっており、1カ月間開講される予定。前半では公衆無線LAN利用時のリスク事例、後半では具体的なセキュリティ対策の方法が紹介される。受講後には、10問の選択式となる実力テストが出題される。

  • 第1回 もっとつながる・使える公衆無線LAN <Wi-Fiの技術>
  • 第2回 とっても危険! 「野良Wi-Fi」
  • 第3回 そのWi-Fi、本物ですか?
  • 第4回 さまざまな公衆無線LANサービスを知ろう
  • 第5回 Wi-Fiの接続と暗号化の仕組み
  • 第6回 安全なWeb利用の方法
  • 第7回 自分で重要な通信内容を守る
  • 第8回 より安全・安心にWi-Fiを使うために

 講師は、東京電機大学未来科学部教授の猪俣敦夫氏が第1~4回、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)ナショナルサイバートレーニングセンター主任研究員の横山輝明氏が第5~8回を担当する。

 猪俣氏は、大阪大学特任教授と奈良先端科学技術大学院大学客員教授、一般社団法人公衆無線LAN認証管理機構代表理事、一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター理事、奈良県警サイバーセキュリティ対策アドバイザ、ベネッセ株式会社情報セキュリティ監視委員も務める。一方、横山氏は、神戸情報大学院大学で教鞭をとるほか、完全オンラインであるサイバー大学に開学時より参加している。

 なお、ドコモgaccoでは、「gacco」がこうした取り組みに利用される意義は大きいとして、今後も幅広い用途に活用することで、付加価値が高い新たな学習モデルの開発に寄与するとしている。