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4月のフィッシング詐欺に関する報告は2388件、「メルカリ」かたる悪質メールなど確認

フィッシング報告件数

 フィッシング対策協議会に寄せられたフィッシング詐欺に関する報告は、3月の2352件から4月には2388件に微増した。フィッシングサイトのURLに関する報告は1207件、悪用されたブランド件数については40件だった。

 調査期間中はこれまでと同様に、AmazonやAppleをかたるフィッシングメールが多数確認されているが、メルカリや金融機関、クレジットカードブランド、仮想通貨関連サービスをかたるフィッシングについても報告されている(2019年4月3日付関連記事『メルカリかたるフィッシングメールが拡散中、偽サイトでクレカ情報やアカウント情報を詐取される恐れ』参照)。

フィッシングに悪用されたブランド件数

 また、宅配業者や通信事業者をかたるフィッシングについても少数報告された。スマートフォンの機種によっては、セキュリティ強化やアップデートなどという名目で不正アプリなどのインストールへ誘導される手口が確認されている。

 同協議会では、身に覚えのない請求やアカウントロックの通知、クレジットカード情報の更新などの名目で情報の入力を促すメールを受信した場合は、メール本文中のURLから直接アクセスするのではなく、正規のアプリなどを使用して正規サイトへアクセスし、フィッシング詐欺の可能性がないか情報の確認を行うよう注意を促している。

 また、フィッシングかどうかの判断に迷うメールや、不審なメールを受け取った場合は、各サービス事業者の問い合わせ窓口やフィッシング対策協議会(info@antiphishing.jp)まで連絡するよう呼び掛けている。