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「freee電子申告開始ナビ」公開、e-Taxを行うのに必要な“事前準備”をナビゲート

「freee電子申告開始ナビ」

 freee株式会社は、確定申告における電子申告(e-Tax)を行うための手順を案内するページ「freee電子申告開始ナビ」を公開した。同社が提供する「クラウド会計ソフトfreee」ではe-Taxによる電子申告が可能だが、その事前準備をサポートするものだ。

 freeeでe-Taxを行うためには、マイナンバーカードやICカードリーダーを用意する必要があるほか、公的個人認証サービスのクライアントソフトやfreeeの拡張機能である電子申告アプリのダウンロード、e-Taxの利用者識別番号の取得、電子証明書の登録などが必要だという。こうしたさまざまな手続きや設定を経てようやくe-Taxを利用できるようになるが、freee電子申告開始ナビでは、これらの分かりにくい事前準備を、順を追って進められるようになっている。

「freee電子申告開始ナビ」では、e-Taxに必要なマイナンバーカードやICカードリーダー、手続き・設定などを順番に案内。指示に従って選択・入力していくと、e-Taxの事前準備が完了する

 なお、国税庁の統計では、2018年度における所得税のオンライン申告(e-Tax)の利用率は57.6%で、前年よりも3.4ポイント増加している。

 また、2020年分の確定申告(2021年提出分)から、青色申告における特別控除額が、e-Taxを使った場合は現在と同じく65万円だが、税務署への提出や郵送の場合は55万円に減額される。実質、e-Taxによる確定申告が標準的な方法という扱いになるため、freeeでは「今後も電子申告が拡大することが予想される」としている。