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IPoEで段階料金制の「BB.excite光 Fit」提供開始、月30GB未満なら集合住宅2400円、戸建て3200円

バッファローのWi-Fiルーター無償提供、初期費用無料のキャンペーンも

「BB.excite光 Fit」は、月間通信量に応じて料金が段階的に上がる

 エキサイト株式会社は、月間通信量に応じて月額料金が変動する光回線インターネット接続サービス「BB.excite光 Fit」の提供を2月26日に開始した。月額料金(税別)は、集合住宅向けが30GB未満で2400円、200GB未満で3100円、200GB以上で3800円。戸建て向けが30GB未満で3200円、200GB未満で3900円、500GB未満で4600円、500G以上で5300円。

 なお、2020年9月末までの利用分は、最低料金が適用される月間通信量について、通常は30GB未満のところが50GB未満に引き上げられる。

 エキサイトでは、大人2人、中校生1人、小学生1人の家庭の場合、月間約45GBの通信が行われるという目安を示している。また、料金シミュレーターが用意されており、戸建てまたは集合住宅、家族構成、インターネットに接続する機器の数と種類、動画の閲覧時間を入力すると、通信量の推定値が計算できる。

料金シミュレーターの算出例

 このBB.excite光 Fitは「IPoE方式」での提供。利用が多い夜中や週末でも、「PPPoE方式」より快適に利用できるとしている。また、これまでは、あとから接続するユーザーが混雑の影響を受けるなど品質に偏りがあったが、これを解消するため「公平制御技術」を採用し、全ての通信を一定の品質に保つ。

 なお、光アクセス回線の通信速度は最大概ね1Gbpsだが、建物や利用環境により最大200Mbpsもしくは最大100Mbpsとなる場合がある。

「公平制御技術」のイメージ。IPoE方式によるIPv6をベースとした接続では、全てのユーザーの速度を一定に保つ

 キャンペーンとして、当面の間、初期費用が無料になる。通常であれば初期費用(税別)は、新規契約の場合は、契約事務手数料の1000円、登録手数料の3000円、標準工事費の1万8000円がかかる。事業者の変更または「フレッツ 光」からの転用の場合は、事業者変更手数料または転用事務手数料の2000円、登録手数料の3000円がかかる。

 さらにこのキャンペーンの1つとして、希望者には、IPv6 IPoEに対応したバッファロー製Wi-Fiルーター「WSR-1166DHPL」が無償で提供される。ただし、Wi-Fiルーターは在庫などの状況により、ほかの製品に変更される可能性がある。

 なお、BB.excite光 Fitは最低利用期間が設定されていないため、いつ解約しても違約金は発生しない。

バッファローのIPv6 IPoE対応Wi-Fiルーター「WSR-1166DHPL」