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「フレッツ光」開通工事は順調、コロナによる遅れなし

 自宅でのテレワークやオンライン学習の導入、あるいは動画視聴の増加などを受け、これまでスマホなどのモバイル回線しか契約していなかった世帯などでは、光ファイバーなどの固定回線によるインターネット接続サービスの導入を検討している方もいるのではないだろうか。そうしたニーズの増加が見込まれる一方で、通信会社においても新型コロナウイルス対策で業務に制約が出てきていることも考えられる。今、光回線を新規に契約しようとした場合、スムーズに開通工事はしてもらえるのだろうか? 「フレッツ光」や「光コラボレーション」の光回線を提供する東日本電信電話株式会社(NTT東日本)と西日本電信電話株式会社(NTT西日本)に状況を聞いた。

NTT東日本における「回線等開通工事や故障修理時の安全管理」。ユーザーとは2m程度距離を開けて話し、工事中はマスクを着用している

 NTT東日本は、4月23日現在、申し込みから開通までの期間について「弊社都合による遅延は発生していない」という。

 また、光回線の開通工事では、工事業者がユーザー宅に訪問する必要があるが、その際、NTT東日本では、作業場所の換気、ユーザへの説明の際は2m以上の距離を開ける、工事中や故障修理中はマスクを着用する――など、新型コロナウイルスの拡散・感染防止策を行っている。さらに「お客さまのご自宅やオフィスへの工事担当者や故障修理担当者の訪問がご心配な場合には、事前にお申し出いただければ、工事日の日程変更などを承ります」としている。

 なお、NTT東日本エリアにおける工事従事者の感染者の有無については「回答は差し控える」とした上で、「従来よりお客様へ訪問する工事担当者や故障修理担当者の安全管理を徹底しており、今後も十分注意して業務を継続する」との回答を得た。

NTT西日本「新型コロナウイルス感染症の流行を踏まえた取り組みについて」のウェブページ

 NTT西日本は、4月24日現在、申し込みから開通までの期間について「現時点では影響は出ていない」という。

 また、開通工事や故障修理について「従来より医療機関に相談の上、安全管理を徹底し作業を行っておりますが、今後も十分注意し業務を継続する」としており、工事の際は「対面での対応を実際に行ってもよいかどうかを事前にお客様にご連絡し確認を取っており、了解いただいた場合に伺っている」「お伺いする場合は、マスク着用、消毒液での消毒を必須としている」「対面対応をお断りの場合は、お伺いする日の延伸を承っている」としている。

 また、NTT西日本エリアにおいて、光回線の工事従事者で感染者は出ていないという。