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文豪たちも愛した宿で「旅館ワーケーション」、鳥取「湖泉閣 養生館」が実証実験

 旅館「湖泉閣 養生館」(鳥取県湯梨浜町)を運営する有限会社養生館は、「旅館ワーケーション」の実証実験および商品開発で株式会社EVeMと業務提携すると発表した。10月25日~28日に3泊4日のワーケーションモニターツアーを実施する。

 養生館は明治17年創業。6000坪の日本庭園、貸切露天風呂など7種類の風呂がある東郷池/東郷湖畔の宿で、志賀直哉や幸田露伴らの文豪も愛用したという。

 養生館では「かつて多くの文豪たちは創作活動を行う場所として『旅館』を愛用してきた。風光明媚な環境や温泉などの非日常空間の中でリラックスをし、自らの創作活動に不可欠なひらめきやクリエイティビティを刺激することで多くの作品が生み出された」と指摘。旅館ワーケーションは、「かつての文豪たちが愛用した旅館が現代のビジネスマンのクリエイティビティを刺激する場所として機能できるだろう」との考えに基づき、可能性を検討してきたものだとしている。

 モニターツアーでは、普段の業務を旅館で行いながら館内・庭園・風呂・料理を堪能してもらうことを基本に、EVeMによるメンタリングや、地元の名所を楽しめるアクティビティも用意する。