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1万5500円の「在宅ワーク複合機」、エプソンが「EW-M530F」発売

ADF搭載のFAX・スキャナーも装備したA4対応コンパクトモデル

「EW-M530F」

 エプソン販売株式会社は、インクジェット複合機の新製品「EW-M530F」を10月22日に発売する。コロナ禍で在宅勤務や在宅学習の機会が増えた世帯向けの低価格モデルという位置付けながら、FAX機能・スキャナー機能(ADF搭載)を備えるなど、機能を充実させた。オープン価格で、想定販売価格は1万円台中盤。エプソンダイレクトショップでの販売価格は1万5500円(税別)となっている。

 EW-M530Fは、2019年8月発売の「EW-452A」の上位モデルにあたる。独立カートリッジ型の4色インク印刷に対応し、対応用紙はA4/リーガル/レター/L判など。前面給紙トレイには最大150枚の普通紙をセットできる。自動両面印刷にも対応する。

 また、FAX機能・スキャナー機能を備えており、コピー機としての用途にも対応。ADFを搭載しているため、原稿を連続スキャンできる。本体前面には2.4型のタッチパネル式液晶モニターを備えている。

 エプソンによれば、コロナ禍によって在宅勤務が増加したため、自宅での印刷ニーズは増加している。子どもたちの在宅学習を巡っても、学校から配布されたPDFの教材・資料を印刷しなければならないシーンも多い。より多くの印刷を行うには、エコタンク式プリンター「EW-M752TB」などの方がランニングコスト面で有利だが、想定実売価格は3万円台後半と、やや高い。これに対して、初期投資を抑えつつ自宅にプリンターを導入したいユーザー向けの製品となるのがEW-M530Fだという。

 本体サイズ(収納時)は375×347×230mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.4kg。接続インターフェースはUSBとWi-Fi(IEEE 802.11n/g/b)、有線LAN(100BASE-TX)。

「EW-M530F」の特長