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URとtsumug、多摩ニュータウンの駅前商業施設にテレワークスペース、3月19日まで実証実験

「TiNK Desk with UR 多摩 永山駅前」

 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)と株式会社tsumugが共同で、多摩ニュータウン内の駅前商業施設におけるテレワークスペースの実証実験を開始した。京王永山・小田急永山駅前のショッピングセンター「グリナード永山」(東京都多摩市永山1-4)の5階にテレワークスペース「TiNK Desk with UR 多摩 永山駅前」を開設、3月19日までの期間限定で提供する。営業時間は9時~20時。

左側の建物が「グリナード永山」

 TiNK Desk with UR 多摩 永山駅前は、ワークデスク、ミーティングエリア、テレカンソファが用意されているテレワークスペースだ。

 ワークデスクは1人で仕事をするスペースで、6席を用意。電動昇降デスク、27インチ4Kディスプレイ、ホワイトボード、Qi対応充電器、給電用USBケーブル、コンセントが設置されている。利用料金(税別、以下同じ)は15分90円。

 ミーティングエリアは2スペース用意されており、4人が座れる椅子とテーブル、ホワイトボードを設置。そのほかには、ディスプレイ、電源タップ、USBハブ、ウェブ会議用スピーカーマイク、ウェブ会議用カメラがある。利用料金は15分135円。

 テレカンソファは、遠隔会議に参加するスペースで、用意されているのは1席。1人が座れるソファと小さいテーブルが設置されている。利用料金は15分90円。

 TiNK Desk with UR 多摩 永山駅前を利用するには、tsumugが展開しているビジネススペースサービス「TiNK Desk」から手続きする。LINEにてTiNK Deskを友だち登録することで、予約、決済など一連の手続きが完結できる。

予約から決裁まで「TiNK Desk」の公式LINEアカウントで行える

 今回の実証実験についてUR都市機構では、「テレワークの進展により、どこでも働ける環境が整い、働く場と居住の場が融合しつつある」とした上で、「新しいライフスタイルを大都市近郊の駅前等拠点の再生に繋げるため、永山駅前の商業施設内に期間限定でテレワークスペースを設置した」としている。

 一方のtsumugは、「大都市近郊の駅前空間をテレワークスペースとして活用することで、新たな暮らしを創造したい」という。

 なお、実証実験には、グリナード永山を所有する新都市センター開発が協力、立地自治体である多摩市が後援している。