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「ネットの歴史」25年分が無料で読める! 「インターネット白書ARCHIVES」に「2020年版」追加

「インターネット白書ARCHIVES」

 株式会社インプレスR&Dは、ウェブサイト「インターネット白書ARCHIVES」において、書籍「インターネット白書2020(副題:5Gの先にある世界)」の記事を無料公開した。同サイトでは現在、「インターネット白書」の第1号である1996年版から2020年版までの全24冊(25年分)が無料で公開されている。

 インターネット白書ARCHIVESは、インターネット白書の発刊に協力している一般財団法人インターネット協会(IAjapan)、一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)と、インプレスR&Dが共同運営しているもの。インターネット白書のバックナンバーを収録し、無料で検索・閲覧できるようにしており、「1996年からのインターネット白書が無料で読めるこの『インターネット白書ARCHIVES』は、これまでのインターネットの進化を各分野の専門家の視点で一望できる国内でただ1つのサービス」だとしている。

 同サイトでは、発刊から1年を経過した前年版のインターネット白書が順次、アーカイブスとして収録される仕組みとなっており、今回、1月29日に最新版の「インターネット白書2021(副題:ポストコロナのDX戦略)」が発刊されたのに伴い、2020年版がアーカイブ入りしたかたちだ。

 2020年版では、同年に開催予定だった東京オリンピック・パラリンピックに向かってデジタルサービスを強化しようとしていた各分野の2019年の動きを追っている。同大会に合わせて商用サービス開始しようとマーケティング活動を活発化していた5Gをはじめ、NHKの常時同時配信の認可、政府によりキャッシュレスブームの後押しとその後のタッチ決済の整備、暗号資産(仮想通貨)の市場拡大を受けた資金決済法などの法改正などだ。また、国内ではヤフーとLINEの経営統合に注目が集まる一方で、世界ではGoogle、Facebookなどのプラットフォーマーに対する規制の議論が活発化し、それらの内外での対応についても報告しているという。

無料公開された「インターネット白書2020(副題:5Gの先にある世界)」

 なお、最新版の「インターネット白書2021(副題:ポストコロナのDX戦略)」は、電子書籍版が2800円、印刷書籍版が3200円(いずれも税別の希望小売価格)で販売中だ。

1月29日に発刊された最新版「インターネット白書2021(副題:ポストコロナのDX戦略)」