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ScanSnapアプリがChromebookに正式対応、ワンタッチで書類を電子化

スキャンデータを直接メールで送信できるアップデートも

 株式会社PFUは25日、ドキュメントスキャナー「ScanSnap」のモバイルアプリ「ScanSnap Connect Application」がChromebookに正式対応したと発表した。

 同アプリは、ScanSnapでスキャンしたイメージデータ(PDFもしくはJPEGファイル)を、Wi-Fiを通して端末に送信するもの。今回、Chromebookに正式対応したことで、スキャンしたデータをChromebook上に直接保存できるようになる。

 Chromebook対応となる機種は、「iX1600」「iX1500」「iX500」「iX100」の4モデル。このうちiX500とiX100は、Wi-Fiのセットアップなどの初期設定時にWindowsもしくはMac上での操作が必要。

 同社は、ICT導入が進む教育現場で利用が広まっているChromebookに正式に対応することで、教師だけでなく生徒も、アナログ/デジタルの垣根を超えた活用ができるとしている。例えば、生徒が紙に書いた図やプリントをその場でChromebookに取り込み、すぐに大画面に映し出したり、生徒と共有したりすることが容易になる。

Chromebook対応での活用イメージ

 また、iX1600、iX1500の2モデルは、ScanSnapからスキャンデータをメールで送信できる機能を新たに追加した。メール以外にも「Slack」や「Microsoft Teams」などのコラボレーションツール、「秒速FAX」や「まいと~くCloud」などのインターネットFAXをはじめとした、メールをトリガーとして利用できるさまざまなサービスと連携可能だ。

白紙削除機能

 そのほか、スキャナーの設定や文書管理を行うアプリ「ScanSnap Home」と、文書管理を行うクラウドサービス「ScanSnap Cloud」で、白紙削除機能を搭載するアップデートを実施した。表裏のパターンを比較することで、押印の裏写りや郵便物のような折れ目のついた原稿の白紙を高精度で判別し、スキャン結果から削除できるという。