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Google、子ども向けの無料リテラシー教育プログラムを「セーファーインターネットデー」にちなんで公開

「Be Internet Awesome」日本語版が提供開始に

 グーグル合同会社(Google)は、2月8日の「セーファーインターネットデー(SID)」にちなんで、子ども向けの無料リテラシー教育プログラム「Be Internet Awesome」日本語版の提供を開始した。また、4月より小学校向けのリテラシー教育教材の提供を開始することも発表した。

 セーファーインターネットデーは、EUで2004年に始まった取り組みを起源とし、年ごとに設定されるテーマに沿った取り組みが世界的に行われる。2022年のテーマは「一緒によりよいインターネットのために(Together for a better internet)」。インターネットを全ての人、特に子どもや若者にとってより安全でよりよい場所にするよう、呼びかけるという。

ゲームや授業向け教材、家庭向けガイドを含むリテラシープログラム「Be Internet Awesome」日本語版

 「Be Internet Awesome」は、オンラインの安全性に関する専門家と共同開発した、無料のインターネットリテラシープログラム。2017年に開始し、日本語版は40か国・18言語目になるという。

 子どもが自発的に遊びながら学べるオンラインゲーム「インターランド」や、授業向けのレッスンプラン、保護者向けのファミリーガイドなどが含まれる。子どもがオンラインで安全に過ごすための基本的な知識を、次の5つのトピックから構成しているという。

  • Be Internet Smart: Share with Care(気をつけて共有する)
  • Be Internet Alert: Don't Fall for Fake(にせ物にひっかからない)
  • Be Internet Strong: Secure Your Secret(ひみつを守る)
  • Be Internet Kind: Its' Cool to Be Kind(思いやりを持つ)
  • Be Internet Brave: When in Doubt, Talk It Out(まよったら話してみる)

小学校向けのインターネットリテラシー教材を提供開始

 同社では2019年より中学校・高等学校向けにインターネットリテラシー向上のための教材を提供しているが、新たに、小学校向けの教材の提供を開始するという。

 教材は「GIGA 端末を使うときのルールを自分たちで考えよう ーこんなとき、どうする?ー」と題し、ChromebookなどのGIGAスクール構想に基づいて提供される端末を利用する上で身につけるべきモラルと考え方を学ぶもの。道徳の時間での実施を想定しているという。

 公開は4月を予定。教員向けの資料請求フォームを設けている。