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JR埼京線沿線に自転車・スクーター・小型EVのマルチモビリティステーション、さいたま市らが設置。スマホアプリから利用可能
2022年8月30日 19:47
埼玉県さいたま市とOpenStreet株式会社、ENEOSホールディングス株式会社、東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)大宮支社は、さいたま市内のJR埼京線沿線に、電動アシスト自転車、スクーター、超小型EVの貸出・返却拠点となるマルチモビリティステーションを設置した。
さいたま市、OpenStreet、ENEOSホールディングスの3者は、2007年7月に国土交通省のスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに選定され、「さいたま市スマートシティ推進事業」として、取り組みを進めてきた。今回のマルチモビリティステーション設置は、2021年3月より実施してきた、大宮駅とさいたま新都心駅周辺におけるシェア型マルチモビリティの実証実験の一環。
今回設置したマルチモビリティステーションは、複数のシェアモビリティが借りられ、専用のステーションであればどこでも返却可能。
シェアサイクルアプリ「HELLO CYCLING」または、スクーター・小型EVシェアアプリ「HELLO MOBILITY」を通じて利用でき、アプリ上で利用や返却の予約、料金の支払いが行える。
設置場所は、武蔵浦和駅と中浦和駅から徒歩圏内の計6カ所。すでにシェアサイクルは設置されており、スクーターと超小型EVは9月上旬ごろ設置予定としている。
今回のマルチモビリティステーションの設置により、さいたま市内にシェアサイクルステーションが377カ所、スクーターステーションが21カ所、超小型EVステーションが17カ所となるという。さいたま市らは、JR東日本が提供する鉄道輸送サービスと、シェアモビリティサービスの連携により、利便性向上、回遊性向上、市民の健康促進につなげていきたいとしている。