Synologyの2.5GbE対応Wi-Fi 6ルーター「WRX560」、アスクが発売

　株式会社アスクは、SynologyのWi-Fi 6対応ルーター「WRX560」を11月10日に発売した。市場想定価格は3万6100円前後。

　Wi-Fi 6ことIEEE 802.11axに対応し、最大通信速度は5GHz帯が2400Mbps、2.4GHz帯が600Mbps。最大接続台数は150台。「RT6600ax」などの同社製Wi-Fiルーターとメッシュを構築でき、ローミング規格IEEE 802.11k/v/rに準拠する。

　1.4GHzのクアッドコアCPUと、512MBのDDR4メモリを搭載。有線ポートは2.5Gbps対応のWAN/LAN×1と、ギガビット対応のWAN×1、LAN×3の計5ポートを備える。そのほか、USB 3.2 Gen 1×1ポートも搭載する。

　OSはSynology Router Manager（SRM）を搭載。プロファイルごとに柔軟なアクセス制御を提供するセーフアクセス機能、デバイスやアプリごとのきめ細やかなトラフィック制御などのWi-Fi管理機能や、家族1人ずつのプロファイルを設定してのペアレンタルコントロール機能などが利用できる。

　オプションの「VPN Plus Server」アドオンにより、VPNを設定可能。一般的なVPNと同様の「SSL VPN」、ウェブブラウザーからコンテンツにアクセスできる「WebVPN」、特定のPCをリモート操作する「リモートデスクトップ」、複数の拠点間を接続する「Site-to-Site VPN」が利用できる。VPNクライアント数、Site-to-Site VPNのトンネル数ともに、20ずつのライセンスが付属する。

　Anddoid/iOSアプリ「DS router」でリモートからの管理ができる。また、USBポートにストレージを接続して、Time Machineのバックアップ、リモートファイル共有、メディアサーバーなどの機能も利用でき、簡易的なパーソナルクラウドとしても活用できる。

　セキュリティ面では、WPA3のほか、公衆Wi-Fiのセキュリティを強化できる「Wi-Fi Enhanced Open （OWE）」にも対応する。本体サイズは194×66×233mm（幅×奥行×高さ）、重量は1.35kg。