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TP-Link、完全ワイヤレス動作のネットワークカメラ「Tapo C420S2」を一般発売開始

 ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-Link)は、ネットワークカメラバッテリー内蔵型フルワイヤレスセキュリティカメラシステム「Tapo C420S2」の一般販売を開始した。カメラ「Tapo C420」2台とハブ「Tapo H200」1台のセットで、市場想定価格は3万2780円。

 10月にクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行発売していた製品で、目標金額の4083%を達成したという。バッテリーとWi-Fi(IEEE 802.11n/g/bの2.4GHz帯対応)により、Tapoシリーズとしては初めて完全ワイヤレスで動作可能なことが特徴。バッテリーは最長180日間駆動可能としている。

 カメラのTapo C420は視野角113°で、QHD(2560×1440ピクセルのQHD)、12/20fps(H.264圧縮)の撮影が可能。Wi-Fi接続したハブに挿入したSDHC/SDXCカード、または同社のサブスクリプションサービス「Tapo Core」のクラウドストレージに保存できる。

 暗所でもカラー撮影でき、高感度のスターライトセンサーにより、わずかな明かりも捉えて陰になった部分も見逃さないようにできる。また、15m先まで照射可能な850nm赤外線LEDによるモノクロのナイトビジョン撮影も可能だ。

 また、IP65に適合した防塵・防水性能を備え、屋外でも利用できる。

Tapo C420

 ハブのTapo H200は、100Mbps対応の有線LANポートと、4〜256GBのカードに対応するSDHC/SDXCカードスロットを搭載し、ハブとしてTapo C420とWi-Fi接続する。推奨のカメラ接続台数は4台まで。256GBのmicroSDカードで、約416時間分の映像を記録可能としている。給電は付属のACアダプターから行う。

Tapo H200

 Android/iOSアプリ「Tapo」で設定や各種操作が行える。また、カメラに搭載のスピーカーとマイクを通した双方向通話も行える。

 カメラ搭載のAIにより人物やペット、車両を検知し、アプリへの通知も可能。カメラの内蔵ライトとスピーカーの効果音によって不審な来訪者を警告できるアラート機能も備える。動体検知とアラートを組み合わせ、不審者に警告音を発することも可能だ。

 GoogleアシスタントとAmazon Alexaにも対応しており、音声による操作も可能。本体サイズは、カメラが110.6×64.2×64.2mm、ハブが71.45×71.45×31.25mm。