トピック

TP-LinkのスマートなカメラとWi-Fiテープライト、メッシュWi-Fiがあればクリスマスも大成功だっ!!

次世代クリスマスツリー、ついに完成。サンタさんの来訪もカラー映像で捉えられる!?

TP-Linkのスマートホーム機器を使ってクリスマスを盛り上げてみよう
ツリーをスマートWi-Fiテープライトでデコレーションしたら、クリスマスがやってきた!
やってきたサンタさんをフルカラーで撮影……
スマートWi-Fiテープライトはアプリで光り方を設定できる。「クリスマス」というズバリの設定も
Wi-Fi電波が届かなかったり、接続可能台数を超えていたりするなら、メッシュWi-Fiが有効だ

 11月に入るとジングルベルの鈴の音がどこからともなく聞こえ、ちょっと気が早いんじゃない? と思うほどに街はクリスマスモードに移り替わっていく。夜、ご近所さんが庭でイルミネーションをピカピカさせていたりするのを見ると、クリスマス当日に特別な予定が入ってなかったとしても、なんだかソワソワしてしまうものだ。

 自分の家でもクリスマスらしいことをしてみたい。せっかくなら家族や友人と一緒に盛り上がれるように、今の時代ならではのギミックで工夫を凝らしてみようではないか!

 と、そんなわけで今回は、スマートホーム機器やネットワーク機器で知られるTP-Linkの最新スマートカメラや、色や点灯パターンを設定できるスマートなWi-Fiテープライト、家中に電波を届けるメッシュWi-Fiルーターなどをフル活用し、クリスマスに向けてスマートで先進的な仕掛けを施していってみようと思う。もちろんクリスマスのためだけに使うのはもったいないので、普段の暮らしもスマートにアップデートしてくれるアイテムをピックアップしてみた。

動体検知&夜でもフルカラーなスマートカメラでサンタの姿を捉える

 さて、みなさんの自宅には毎年クリスマスの夜にサンタクロースはやって来ているだろうか。煙突のある家がめっきり少なくなった現代では、こっそりプレゼントを届けようと思っても一筋縄ではいかず、半ば社会問題と化している。特に子供のいる家庭では、その姿が見とがめられることのないようにお父さんやお母さんらがわざわざ夜中まで待機し、サンタさんを巧みに自宅に招き入れているはずだ。

毎年クリスマスにやってくるサンタクロース氏(偽)

 しかし朝、目が覚めたら枕元になぜかプレゼントがある、というのを毎年繰り返しているだけでは、本当にサンタさんが存在するのだろうかと、もしかしたらその正体はお父さんやお母さんではないのかと、子供が疑心暗鬼になりかねない。ここはあえてサンタさんの姿をほどほどにさらすことで、お父さんやお母さんがサンタさんではなかったんだ、という意識を子供に高めてもらうしかないのではなかろうか。

 そこで役に立ってくれるのが、TP-Linkの新しいスマートカメラ「Tapo C420S2」だ。ちょうど記事掲載時点では、Makuakeで応援購入でき(11月10日18時まで)、その後は一般販売も予定されている最新モデルだ。「フルワイヤレスセキュリティカメラシステム」と銘打たれたこの製品は、屋内でも屋外でも使えるネットワークカメラ「Tapo C420」2台とハブ「H200」がセットになったもの。2台あるカメラのうち1台は屋外の駐車場などの監視に、もう1台は玄関や居室など屋内の様子が分かるところに、といった使い分けができる。が、なんといっても同社製スマートカメラのフラグシップとして、高画質・高機能を実現しているのが大きな特徴だ。

スマートカメラ「Tapo C420」
パッケージ内容はカメラ2台とハブ、バッテリー、固定用のアタッチメントなど
取り付けは基本的にねじ留め。ただしカメラの三脚穴が本体の2箇所に用意されているので、他のマウントも流用できそう

 2560×1440ドットという、現在こうしたカメラ製品で一般的なフルHD(1920×1080ドット)の解像度を超える高精細な画質で撮影でき、視野角も113度と広い範囲を捉えられる。IP65の防水・防じん性能を備えるので雨などが当たる屋外でも利用可能なうえ、脱着可能な充電式バッテリーを電源に動作するため、配線を気にすることなく監視に最適な場所に取り付けられる。バッテリー持続時間は設置環境や動作状況によって異なるものの、目安としては180日間もつとのことで、頻繁にバッテリーを充電する必要もなさそうだ。なお、今後交換用としてバッテリー単体の発売も予定しているとのこと。

フルHDを超える2560×1440ドットの高解像度。地面の落書きまで見える
IP65の防水・防じん性能で雨に濡れても問題なし
バッテリーは取り外し可能な充電式。配線不要で屋内外に手間なく設置可能

 監視用途に使えるカメラとして、防犯につながる機能が充実しているのもポイント。カメラで捉えたリアルタイムの映像は専用のスマートフォンアプリ「TP-Link Tapo」でチェックできるが、常に映像を見続けて監視するのは難しいもの。そのため、映像になんらかの動きがあったら自動で検知して、スマホにプッシュ通知してくれる「動体検知機能」を備えている。この動体検知をきっかけに自動で録画を始めたり、内蔵のスピーカーからサイレンを発したり、さらには同時にカメラ内蔵のライトで照らしたりする機能があるので、留守中や寝静まった夜でもしっかり自宅の安全を守れるのだ。

Tapoシリーズのスマートホーム機器のコントロールに使える専用アプリ「TP-Link Tapo」
映像に動きがあったことを自動検知する「動体検知機能」を備える
指定した領域内の動きのみを検出するアクティビティエリアの設定も可能
動体検知を契機に録画開始やサイレン音を発したりもできる
カメラにはライトも内蔵している
動体検知時にライトのみオンにしたりもできるので、センサーライト的な使い方も可

 カメラにはスピーカーだけでなくマイクも内蔵されているので、スマホに向かって話しかけることで画面越しにカメラ前にいる人とコミュニケーションすることもできる。離れたところから気軽に家族と会話したいときにも使えるが、ライトによる光も組み合わせることで、不審な人物や動物が侵入してきたときにユーザー自ら警告するようなこともできるだろう。

リアルタイムのカメラ映像を表示しつつ、スピーカーとマイクを使った簡易的な通話が可能
もちろん過去に録画された映像も振り返れる

 そしてもう1つ重要なのが、暗所撮影にも強いこと。暗がりをモノクロで映し出す赤外線カメラ機能を備えているのに加え、内蔵ライトを連動させることで色つきで映し出す「フルカラーナイトビジョン」にも対応している。モノクロだけだとどうしても判別しにくいシチュエーションもあるけれど、カラーでくっきり捉えられるようにすることで、たとえば不審人物の服の色なども「証拠映像」として残せることになる。安心感も一段と高まるはずだ。

夜間は赤外線カメラによる白黒映像で監視できるだけなく……
ライト機能と組み合わせた、色つきの「フルカラーナイトビジョン」にも対応する

 一方、同梱されている専用のハブは、有線LANでネットワークに接続しておくことで、宅内や外出先から専用アプリを通じてカメラにアクセスする際のゲートウェイとして機能するものとなっている。加えて、ハブが備えるmicroSDカードスロットにメディアを挿入しておけば、手動録画した映像や動体検知時の映像を長期間記録しておける。もしSDカードがなかったとしても、サブスクサービス「Tapo Care」を利用することでクラウドストレージに映像保存できるようにもなっている(30日間の無料トライアルもあり)。

同梱のハブ。コンパクトなので置き場所の自由度は高い
有線LANで接続し、さらにmicroSDカードを装着することでクラウドサービスを使わずに録画することができる

 ちなみに「Tapo Care」には、クラウドを使った「AI検知」機能も用意されるが、このTapo C420S2の場合は、単独でAI検知の処理が可能なのだ。そのため「Tapo Care」を使わなくても、「人物」「ペット」「クルマ」を個別に判定して、それぞれの検知に応じて通知や自動録画などを実行することができる。たとえば敷地内に人が入ってきたときだけ、あるいはペットが室内の特定の場所に現れたときだけ、といったように、本当に知りたいイベントのときのみ通知・録画を、クラウドサービスを使うことなく単独で実現できるのだ。

サブスクサービス「Tapo Care」はクラウド録画ができる
人物、ペット、クルマを個別に判定し、どれかを検知したときだけ通知する、というような設定ができたりする

 そんな高画質かつ豊富な機能をもつ「Tapo C420S2」を自宅の外や室内に設置しておくことで、クリスマスの夜、自宅を訪れたサンタさんの姿もくっきり捉えられるようになる。真っ暗な自宅敷地内に入ってきた人物が、フルカラーナイトビジョンのおかげで赤と白の服を着ていることを視認でき、確実にサンタさんであると分かるし、明かりのない室内にプレゼントを置く様子もバッチリ記録。顔がアップになると正体が知られてしまう可能性があるので気を付けたいが、子供に見せたときに「本当にサンタさんが来たんだ」と思ってもらえる映像は残せるのではないだろうか。

屋外に設置した「Tapo C420」
夜、モノクロの赤外線カメラに怪しい人影が……
「フルカラーナイトビジョン」だと完璧にサンタさんだと分かる
室内にプレゼントらしきものを置いたサンタさん。後でこれらの映像を見せれば、子供にその存在をしっかり印象付けられるはず

テープライトでゴージャスな次世代ツリー、電球も変えて部屋中を雰囲気たっぷりに

 さて、次はスマートライトで室内を一気にクリスマスの雰囲気へと様変わりさせていきたい。

 ここで活躍するのは、主にTP-Linkのスマートなテープライトや電球。なかでもおすすめは最も高機能なグラデーション対応のテープライト「Tapo L930-5」だ。この細長いテープ状のLEDライトは長さが5mあり、1部屋をクリスマス風に彩るなら十分すぎるほど。ハサミで途中でカットすることもできるので、使う場所が決まったら適した長さに調整するといいだろう。ただし、屋内専用なので屋外では利用できないことに注意したい。

高機能なテープライト「Tapo L930-5」
裏面は粘着テープになっているので、壁などに貼り付けて使える
ACアダプターとオンオフスイッチを接続し、そこにテープライトもつなげて使う

 先ほどのカメラと同じく「TP-Link Tapo」アプリを使うことで、光り方をさまざまにコントロールすることができる。全体を赤、青、黄、白など1600万色以上の中から好きな1色で、明るさも変えて光らせるのはもちろんのこと、テープに埋め込まれたLEDの部分部分が異なる色で光るようなエフェクト設定も可能。あらかじめ用意されたプリセットのエフェクトパターンを選ぶか、自分で設定をカスタマイズして、複雑にアニメーションするかのようにキラキラ、あるいはじわじわと、色とりどりにまばゆく輝かせるのも容易だ。

 プリセットのエフェクトには、まさしく今回にぴったりの「クリスマス」と名付けられたパターンもある。テープライトをクリスマスツリーに巻き付けてライトオンすれば、グリーン、ピンク、ホワイトの3色が一定のエリアごとに点灯。圧倒的なきらびやかさでゴージャスにツリーが輝き、室内は完全にクリスマスモードになる。ライトをオン・オフするタイミングをスケジュール設定する機能もあり、夜の一定の時間帯だけキラキラさせられるので、一度設定しておけば手間なく毎日光らせられるし、無駄に電力を消費することもないだろう。

「Tapo L930-5」の動作設定画面
「クリスマス」というそのものズバリなプリセットが
スケジュール設定で夜だけ光らせる、ということもできる
クリスマスツリーに巻き付けてみた。元からそこそこ見栄えのするツリーだったが、テープライトで一段ときらびやかに
「Tapo L930-5」でクリスマスツリーを彩ってみた
スマホのマイクで拾った音に合わせてテープライトの光を変化させる機能も。クリスマスソングに合わせて明滅するとさらに楽しく!

 また、アプリの機能の1つである「スマートアクション」の「オートメーション」で、ほかのTapoデバイスと自動連携させるのもおすすめ。たとえばクリスマスツリーのある部屋を監視しているカメラで、人を検知したのを契機にテープライトを光らせる、といったような連携設定が可能だ。こうすれば人が部屋に入ってきたらすぐにツリーが輝き出す、みたいな演出もできてしまう。ただし、夜中に明るくなると子供が目を覚ましてしまう可能性もあるので、サンタさんが来る日はオフにしておこう。

「オートメーション」機能を使って、人を検知したときにテープライトを光らせるようにしてみた
すでに電飾アイテムがあるなら、スマートプラグ「Tapo P105」などを使い、同じようにカメラでの検知を契機に自動で電源オンするのもアリ

 凝ったエフェクトまでは必要ない、ということであれば、より安価なスマートテープライト「Tapo L900」シリーズもある。こちらも「Tapo L930-5」と同様、アプリから光り方を細かく制御したり、オートメーションで連携動作できたりすることに変わりはないが、個々のLEDを異なる色で光らせることはできず、全体を同時に光らせられるのは1色のみ、という作りになっている。部屋の壁などに貼り付けて、部屋全体の雰囲気をさらに高めるのに効果的だ。

同時に全体を1色で発光できるテープライト「Tapo L900-5」
ツリーを飾った部屋に、さらに「Tapo L900-5」を飾ってみたら、完璧にクリスマスがやってきた

 また、E26サイズのソケットにフィットするスマート電球「Tapo L530E」や「Tapo L510E」を併用するのも良さそう。L530Eはマルチカラー対応の電球で、1600万色以上の中から任意の色で光らせることができるもの。L510Eの方は室内照明として実用的な電球色のみに絞った製品で、部屋の雰囲気作りに貢献してくれる。どちらも別途ハブなどを用意することなく、電球単体でWi-Fi接続し、アプリからコントロールできるという導入の容易さもうれしいところだ。

スマート電球の「Tapo L530E」(左)と「Tapo L510E」(右)
E26サイズのソケットに簡単装着。「Tapo L530E」はさまざまな色合い、明るさで照らせる

たくさんのスマートホーム機器を使うなら、隅々まで電波が届くメッシュWi-Fiに

 ところで、屋内外のあちこちに設置したスマートカメラやテープライト、電球などのスマートホーム機器を活用するにあたって、重要なのに意外と見逃されがちなのがWi-Fi環境だ。すでに自宅にWi-Fi環境がある、という人も多いだろうけれど、家の隅々までWi-Fi電波が届いていなかったり、あるいは接続可能台数をオーバーしたりすると、散在するスマートホーム機器がスムーズに動いてくれないことがあるので注意したいところ。

 そういった場面で適しているのが、TP-Link「Deco X50」のようなメッシュWi-Fiシステムだ。メッシュWi-Fiとは、複数台のWi-Fiルーターが協調してWi-Fi電波の届く範囲を最適化し、1つのネットワーク名(SSID)でシームレスに通信できるようにする技術。要するに、1台だけのWi-Fiルーターでまかなうよりもずっと広い範囲にWi-Fi電波を容易に届かせることができる仕組みだ。

Wi-Fi 6対応のメッシュWi-Fiシステム「Deco X50」

 「Deco X50」は1台のみのほか、2台や3台のセット販売もされていて、自宅の広さや間取りに応じて選択可能。将来的に引っ越して家が広くなったときにも、1台ずつ追加して電波状況を改善していけるようにもなっている。メッシュWi-Fi対応ルーターは他にもいろいろな種類があるけれど、「Deco X50」は最大2402Mbpsもの高速通信が可能なWi-Fi 6対応で、そんな高性能をもちながらもコンパクトで目立たず、部屋の内装に溶け込みやすいデザインも魅力と言える。

1台ずつ宅内の適切な場所に置くことで電波の届く範囲を劇的に拡大する

 通常、Wi-Fiルーターにはデバイスが同時に接続できる最大数に制限があり、それに近づくか超えるとネットワークやデバイスの通信が不安定になりやすい。その点「Deco X50」は最大接続可能台数が150台とかなりゆとりがある。今回のようにスマートホーム機器を活用しようと思うと一気に接続台数が増えるが、「Deco X50」であれば、接続可能台数がネックになることはまずなさそうだ。

スマートホーム機器を駆使して季節のイベントを思いきり楽しもう

 今回紹介したTP-Linkのスマートホーム機器のうち、スマートカメラはフラグシップモデルということもあり、人によってはオーバースペックに感じられるかもしれない。もしくは、壁にねじ留めするのが前提の製品となるため、賃貸住宅では利用しにくい場合もあるだろう。そうした人向けには、機能・性能が絞られた壁以外への設置も可能なカメラをおすすめしたい。

 なかでも「Tapo C210」は、HD画質ではあるものの水平・垂直方向に首振り操作ができるモデルで、上下左右に広い部屋でも隅々まで見渡せる。部屋の中央に置いて全体を捉えることも可能で、ペットの見守りなどでも活躍してくれそう。それでいて実売価格は5000円前後と安価だ。

首振り対応のスマートカメラ「Tapo C210」。形がかわいらしい

 もしくは「Tapo C420S2」に近い性能をもちながら8000円前後に価格が抑えられた屋外対応の「Tapo C320WS」や、フルHD画質のベーシックな「Tapo C100」(実売4000円前後)という選択肢もある。いずれのモデルも動体検知機能やサイレン・ライトによる警告機能をしっかり備えているので、防犯性能という点では不足はないだろう。

価格が抑えられた屋外対応スマートカメラ「Tapo C320WS」
スタンダードな性能で小型のスマートカメラ「Tapo C100」

 スマートホーム機器は、普段の生活をより快適にしたり、安心・安全な暮らしにしたりするのに役立つアイテムだけれど、今回のようにちょっとした組み合わせ方で季節のイベントをより一層楽しく盛り上げるのにも使える。クリスマスに限らず、大切な人との記念日やお祝い事など、いろいろなタイミングにマッチした新しい使い方を追求していくのも面白そうだ。