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弥生の「証憑管理サービス」、電帳法の要件を満たしていることを認証する「JIIMA認証」取得

 弥生株式会社は12月9日、同社が提供する「証憑管理サービス」が公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の「JIIMA認証」を取得したと発表した。電子帳簿保存法第7条の「電子取引ソフト法的要件認証」と、第4条第2項の「電子書類ソフト法的要件認証」に適合していることが認証された。

 証憑とは、領収書、請求書、納品書、見積書など取引内容を示す証拠書類。国税に関わる電子化した証拠書類は原則として、電帳法で定められた電子化した方法で管理する必要がある。

 JIIMA認証は、国税関係帳簿の作成・保存を行う市販ソフトが電帳法の要件を満たしているかをチェックし、法的要件を満足していると判断したものを認証する制度だ。認証にあたっては公正な第三者機関でチェックし、必要な機能を全て備えていることを確認したうえで認証審査委員会が審議し、認証を行っているとしている。

 弥生では現在、証憑管理サービスをベータ版として提供している。今のところ扱える証憑は、領収書、請求書、納品書、見積書だが、ほかの書類については今後、対応を検討しているという。