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Appleをかたるフィッシング、件名「【重要】Apple アカウントの異常通知」などの不審なメールに注意
偽サイトに誘導し、Apple IDやカード情報を詐取
2023年6月6日 18:35
Appleをかたるフィッシングの報告が増えているとして、フィッシング対策協議会が情報を公開した。誘導先のフィッシングサイトは6月5日17時時点で稼働中であるため、引き続き注意が必要だ。
フィッシングメールの件名は、以下のものが確認されている。これら以外の件名も使われている可能性がある。
- 【重要】Apple アカウントの異常通知
- Appleに関するお知らせ
- Apple Storeお客様のアカウント認証に関するお知らせ
- Apple お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ
メール本文は、以下の文面が確認されており、アカウントの再認証が必要だとして、リンクへアクセスするよう促している。
Appleをご利用いただき誠にありがとうございます。
システムによる定期的なチェックの結果、
お客様のアカウントについて再認証が必要となりました。
【認証手順】
当社の公式ウェブサイトにアクセスしてください。
Apple Storeにサインイン
画面に表示される指示に従い、必要な手続きを完了してください。(フィッシング対策協議会の緊急情報より一部抜粋 原文ママ)
誘導先は、Apple Storeのウェブサイトのログイン画面を装っており、Apple IDとパスワードの入力が求められる。入力してログインの操作をすると、「本人確認」画面が表示され、クレジット/デビットカード番号、有効期限、セキュリティコードの入力画面となる。操作を続けると、「SMSを送信して認証」と表示された、認証コードの入力を求める画面となる。
誘導先のフィッシングサイトのURLは、以下のものが確認されている。これ以外のドメイン名やURLが使われる可能性もある。
メール内のURL
https://asdk●●●●.cc/index.php?id=●●●●
https://8711●●●●.cc/index.php?id=●●●●
http://waf4yhfdg.●●●●.us/index.phpindex.php?id=●●●●
http://fsfefsg2323.●●●●.us/index.php?id=●●●●
転送先のURL
https://87●●●●.cfd/
フィッシング対策協議会は、「フィッシングサイトは本物のサイトの画面をコピーして作成されることが多く、見分けることは非常に困難」と指摘する。その上で、日頃から、サービスへログインする際はメールやSMSのリンクを利用するのでなく、公式アプリやウェブブラウザーのブックマークからアクセスするよう、注意を促している。