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Amazon、「BusinessプライムDuo」を無料化。1ユーザーのみのビジネス購買向けプラン

「Amazonプライム」既存会員を対象に提供

 アマゾンジャパン合同会社は6月27日、法人向けのEコマース事業「Amazonビジネス」において、「Amazonプライム」の既存会員を対象とした1ユーザー向け法人会員プラン「BusinessプライムDuo」の無料提供を開始した。同プランはこれまで年額2450円だったが、「Amazonプライム」の会員になっている法人や個人事業主であれば、「Businessプライム」で提供されるサービスを追加料金なしで利用できるようになった。

 「Businessプライム」は、ビジネス購買向けのサービスを提供する会員制プランで、法人価格で販売される商品や数量限定品の購入ができるほか、1カ月分の購入代金をまとめて支払う「請求書払い」にも対応(請求書払いを利用するには審査が必要)。対象商品は、お急ぎ便、当日お急ぎ便、お届け日時指定便も追加料金なく利用できる。

 今回、無料提供が開始された「BusinessプライムDuo」でもこうしたサービス・特典を利用できるが、個人事業主や中小企業を想定したプランのため、利用できるのは1ユーザーのみ。また、上位のプランで提供されている「分析ダッシュボード」と「購買コントロール」といった機能は利用できない(購入した商品の情報はCSVファイルで保存可能)。

 なお、これにより「Businessプライム」のプランは、

  • BusinessプライムDuo(1ユーザーまで/無料)
  • BusinessプライムEssentials(3ユーザーまで/年額4900円)
  • BusinessプライムSmall(10ユーザーまで/年額1万3500円)
  • BusinessプライムMedium(100ユーザーまで/年額3万7800円)
  • BusinessプライムUnlimited(ユーザー無制限/年額27万円)

となった。

「Businessプライム」サービス紹介ページにある各プランの比較表。この画像にある「Duo」「Essentials」「Small」のほかに「Medium」「Unlimited」がある

 アマゾンジャパンでは、「BusinessプライムDuo」の特徴として、中小規模事業者のビジネス購買のプロセスを簡素化できること、個人での購入とビジネスで発生する経費を分けて管理できることを挙げている。

 「Amazonプライム」会員の事業者が新しいメールアドレスで「Amazonビジネス」のアカウントを作成し、会員情報の確認が完了すると、「BusinessプライムDuo」に登録できる。その後、既存のプライムアカウントと新しいビジネスアカウントを紐付けることで、「BusinessプライムDuo」の特典・機能を利用できる。

 なお、従来の「BusinessプライムDuo」を契約していたプライム会員の事業者には、支払い済み年会費のうち残りの契約期間に応じた金額が返金される。