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rinna、生成AIの導入・カスタマイズ・開発支援サービス「Tamashiru Custom」を提供開始

「AIりんな」のようなキャラクター性のあるAIチャットも可能

 rinna株式会社は8月21日、カスタマイズ可能な大規模言語モデル(LLM)の法人向けソリューション「Tamashiru Custom」(タマシルカスタム)の提供を開始した。

 同社が研究開発したLLMと、ユーザーが持つデータを組み合わせて、ユーザーのビジネスや事業課題に合わせてカスタマイズしたユーザー専用のLLMを提供するもの。チャット形式などでユーザーのビジネス用途に合わせた精度の高い回答による課題解決が期待でき、データ活用の最適化や、コミュニケーションコストの削減による業務効率化が実現できるという。

 また、同社のAIキャラクター「AIりんな」のような、キャラクター性のあるフルカスタマイズLLMも利用可能だといい、メタバースやMMOなどでのエンターテインメントの世界において、没入感を高め、コミュニケーションを促進する役割を担うこともできるとしている。

 具体的なサービス内容としては、次の3点が挙げられている。また、Tamashiru Customを共同で提供する企業とのパートナーシップも検討中だとしている。

ニーズに合わせた導入環境の構築と運用サポート

 ビジネスドメインごとに求められる要件に基づき、LLMのカスタマイズを用意する。また提案、導入から運用までをrinnaの専門技術者・研究者が支援する。

より自然な「会話」を実現するためのデータと、AIモデルのチューニング

 汎用的なチャットボットモデルに加え、よりユニークな特徴(キャラクター性)を再現したインターフェイスの開発をサポートする。

特定分野におけるプロジェクト型のLLMの追加研究・開発支援

 製造業、小売、エンタメ、金融、自治体、教育などのさまざまな業界におけるマーケティング・カスタマーサポート・営業といった、特定分野の目的に絞った、ユーザーそれぞれのユースケースに必要なLLMの研究と開発を支援する。