マップル、住所の表記ゆれを解消するインストール型アプリ「アドレスクレンジングツール」発売

　株式会社マップルは、インストール型の住所正規化ツール「アドレスクレンジングツール」を8月28日に発売すると発表した。対応OSはWindows 10以上。

　同社はこれまで、住所正規化に加えてジオコーディング（住所をもとに緯度・経度を付与する機能）やリバースジオコーディング（座標から住所文字列を取得する機能）を含む「アドレスマッチングツール」を提供していた。しかし、住所正規化のみを必要とする事業者にはオーバースペックとなっていたため、住所正規化に機能を特化したアドレスクレンジングツールの製品化に至った。

　住所表記ゆれを統一し、都道府県や市区町村、大字町といった住所階層別に分割整理することが可能。約4500万件を収録した住所辞書と照合することで特殊な住所にも対応する。また、住所辞書とのマッチング率の低い住所については、ツール上で住所辞書をベースにしたプルダウンの中から選択していくかたちで適合する住所を探すこともできる。

アドレスクレンジングツールの機能と特徴

住所正規化イメージ

　アドレスクレンジングツールはインストール型アプリケーションのため、オフラインで動作可能。大量に処理する場合でも料金を気にせずに利用できることに加えて、個人情報など機密性の高いデータに対しても安全に正規化処理を行えるとしている。マップルでは、この特徴を生かして、インボイス発行事業者リストと取引先リストとの突合業務、自治体業務における住所情報の紐付けやチェック、企業の顧客リストの住所情報の定期クリーニングなどに活用できるとしている。住所辞書データの更新は年4回行われる。