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羽田空港から始まるインバウンド向け「大田区デジタル銭湯ツアー」。VRで銭湯文化を知り、リアル銭湯ではプロジェクションマッピングも

 EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社、株式会社日本旅行、株式会社ABALは、一般社団法人大田観光協会および大田浴場連合会とともに、海外からの旅行客向けにの大田区銭湯体験ツアー「"SENTO" New Entertainment Experience Tour in Ota, Haneda area」を提供する。

 大田区では、羽田空港を擁して国内有数の訪日外国人が集まる土地ながら、ほかの観光地への乗り継ぎ地点にとどまっていることが課題視されていたという。本プロジェクトは、同区を、インバウンドを含む観光客が立ち寄り、日常の日本文化を強く印象付けるような観光スポットとして再生させるべく、観光庁「観光再始動事業」の第1次公募にて採択された「羽田を拠点としたビジネスマッチング型ツアーと日本文化のエクスカーション型ツアーの開発事業」(株式会社JTBコミュニケーションデザイン)の第1弾となるという。

 開催日は11月25、26日、12月16、17日。「Japan Panoramic Tours」「KKday」「ACTIVITY JAPAN」の各サイトから申し込める。

 ツアーは、羽田空港第3ターミナルから東京モノレール/京浜急行で1駅の天空橋駅に直結する「HANEDA INNOVATION CITY」のチェックインカウンターからスタート。VRによる銭湯文化体験コンテンツと、プロジェクションマッピングを体験ができる銭湯がメインとなっている。

 VRの体験は、最新のVRゴーグルを着用して、バーチャル銭湯で、銭湯の歴史や文化、入浴マナーを体験。その後、大田区内にある昭和4年創業の銭湯「改正湯」に移動し、実際に銭湯を体験する。改正湯の浴室内は貸し切りとなり、浴室全体を使ったプロジェクションマッピングが上映されるという。

 ツアー全体を通して、参加者の位置情報とデジタルパンフレットを連動させ、銭湯好きの江戸っ子キャラクターが案内。バーチャルとリアルを融合させた一貫した世界観を提供するとしている。

「VR銭湯マナークイズ」で、銭湯のマナーを学ぶ
プロジェクションマッピングのイメージ