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バーチャル渋谷・大阪にて「バーチャルハロウィーン2023」10月27日~31日に開催

コミュニケーションを強化した「αU metaverse」での新企画も

 KDDI株式会社、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会は、メタバース「バーチャル渋谷」「バーチャル大阪」にて、10月27日~31日に「バーチャルハロウィーン2023」を開催する。いずれもVRデバイス、スマートフォン、PCから無料で参加可能。

 4回目の開催となる同イベントでは、例年どおりの音楽・お笑いライブや街をテーマにしたゲームなどのエンタメコンテンツに加え、KDDIが2023年3月に提供を開始したメタバース「αU metaverse」での、コミュニケーションを強化した新たなイベントが開催される。

 αU metaverse内で開催されるファンミーティングイベントでは、アーティストやお笑い芸人と同じ空間を共有するバーチャル体験ができるという。さらに音声通話による配信者と視聴者の双方向コミュニケーションを実現するとしている。

 また、これまでαU metaverseで一部ライバーのみに開放していた「ライブ配信」機能が一般解放される。これにより、ライブ配信によるコンテンツの発信ができるほか、ファンからのデジタルプレゼント(投げ銭)による収益を得ることができるという。

 バーチャル渋谷は、KDDI、渋谷未来デザイン、渋谷区観光協会による「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が、日本初の自治体公認の都市連動型メタバースとして2020年5月に開設。バーチャル渋谷のハロウィーンフェスは「Shibuyaグッドマナープロジェクト」および「Sustainable Shibuya Project」の一環として、「Stay Virtual」というテーマのもと、リアルの街以外での渋谷ハロウィーンの楽しみ方を提供する目的でコロナ禍に開始された。これまで延べ130万人近くが参加しているといい、第7回JACEイベントアワード最優秀賞、経済産業大臣賞などを受賞している。

 バーチャル大阪は、KDDIと大阪府、大阪市が2022年2月に開設。2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)に先がけ、大阪の魅力を国内外に発信することを目的とする。「City of Emergence(創発する都市)」をテーマに、さまざまな人が集まり、一人一人の新たな体験や表現を通じ、大阪の新たな文化の創出・コミュニティの形成にも寄与することを目指しているという。