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法科学鑑定研究所、AI顔画像認証技術による新サービス提供。犯罪捜査や個人認証などに応用

 法科学鑑定研究所株式会社は7月10日、AI顔画像認識技術を用いた新サービスを開始した。高い精度と迅速な処理、およびプライバシー保護を特徴とし、犯罪捜査や企業の入退室管理、イベントの出席者管理など、セキュリティ分野でのさまざまな応用が期待できるとしている。

 同社は2001年に民間の科学捜査研究所を目指して創設。各種鑑定や検査分析、犯罪科学に関する研究などを手掛けており、映像・画像解析にも科学捜査の一環として取り組んでいる。

 今回開始されたサービスは、多様な映像や静止画像に対応して迅速に信頼性の高い評価を行うため、自社開発による高セキュリティのAI画像解析と顔認証技術を用いたサービスを、捜査協力を中心に運用していくもの。最少で128ピクセルの低解像度の画像から信頼性の高い識別を行え、迅速な認証プロセスにより待ち時間を削減できる。特に、人の多い場所や広範囲を撮影した映像から目的の人物を抽出する用途において有効だという。