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国内初となる50Gbps光回線のフィールド実証、NCTとシンクレイヤが新潟県で実施

フィールド実証のイメージ

 株式会社エヌ・シィ・ティ(NCT)は、シンクレイヤ株式会社の協力を得て、「50G-PON」規格を用いた国内初となる50Gbpsの光回線による通信サービスのフィールド実証を、新潟県で2025年1月に開始する。両社によれば、FTTH(家庭向けの光回線による通信サービス)における50Gbps規格のフィールド実証は国内初。

 50G-PON(50 Gigabit-capable Passive Optical Network)はITU-Tにより2021年に標準化された規格。NCTは新潟県の中越・県央地域でCATVおよび光回線によるインターネット接続サービスなどを提供しており、2016年には同県内で初の10Gbpsのサービスを提供している。

 今回のフィールド実証では、シンクレイヤブランドの50G-PONとXGS-PONに対応したOLT(Optical Line Terminal)「MA5800-X7」を使用し、ユーザーの住宅に50G-PON ONUを使用。既設のFTTH伝送路やダークファイバーを活用した速度測定や各種機能の確認、ユースケースの検証を行う。シンクレイヤはシステムインテグレーションのほか、運用検証などで協力する。

MA-5800-X7