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AtermシリーズのWi-Fiルーター11製品に脆弱性、最新ファームウェアへの更新を

Aterm WX4200D5

 NECプラットフォームズが提供する「Aterm」シリーズのWi-Fiルーター11製品に脆弱性が存在するとして、同社および脆弱性対策情報ポータルサイト「JVN(Japan Vulnerability Notes)」が情報を公開した。いずれも、最新版のファームウェアに更新することで対策できる。

 発表された脆弱性は次の3種類。

1.格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2025-0354)

 当該製品にログインしたユーザが細工した入力を行った場合、当該製品の管理画面にアクセスした他ユーザのウェブブラウザー上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。CVSS v3のスコアは4.8。

2.重要な機能に対する認証の欠如(CVE-2025-0355)

 当該製品にアクセス可能な第三者によって、Wi-Fiパスワードを窃取される可能性がある。CVSS v3のスコアは7.5。

3.OSコマンドインジェクション(CVE-2025-0356)

 当該製品にログインしたユーザによって細工されたリクエストを送信された場合、任意のOSコマンドを実行される可能性がある。CVSS v3のスコアは7.2。

 脆弱性の対象となる製品とファームウェアのバージョンは、次の通り。カッコ内は該当する脆弱性を示す。

  • WG2600HS ファームウェア Ver.1.7.2以前(1、2)
  • WG2600HP4 ファームウェア Ver.1.4.2以前(1、2)
  • WG2600HM4 ファームウェア Ver.1.4.2以前(1、2)
  • WG2600HS2 ファームウェア Ver.1.3.2以前(1、2)
  • WX3000HP ファームウェア Ver.2.4.2以前(1、2)
  • WX4200D5 ファームウェア Ver.1.2.4以前(1、2)
  • WF1200CR ファームウェア Ver.1.6.0以前(2)
  • WG1200CR ファームウェア Ver.1.5.0以前(2)
  • GB1200PE ファームウェア Ver.1.3.0以前(2)
  • WX1500HP ファームウェア Ver.1.4.2以前(3)
  • WX3600HP ファームウェア Ver.1.5.3以前(3)