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AtermシリーズのWi-Fiルーター11製品に脆弱性、最新ファームウェアへの更新を
2025年2月14日 17:50
NECプラットフォームズが提供する「Aterm」シリーズのWi-Fiルーター11製品に脆弱性が存在するとして、同社および脆弱性対策情報ポータルサイト「JVN(Japan Vulnerability Notes)」が情報を公開した。いずれも、最新版のファームウェアに更新することで対策できる。
発表された脆弱性は次の3種類。
1.格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2025-0354)
当該製品にログインしたユーザが細工した入力を行った場合、当該製品の管理画面にアクセスした他ユーザのウェブブラウザー上で任意のスクリプトが実行される可能性がある。CVSS v3のスコアは4.8。
2.重要な機能に対する認証の欠如(CVE-2025-0355)
当該製品にアクセス可能な第三者によって、Wi-Fiパスワードを窃取される可能性がある。CVSS v3のスコアは7.5。
3.OSコマンドインジェクション(CVE-2025-0356)
当該製品にログインしたユーザによって細工されたリクエストを送信された場合、任意のOSコマンドを実行される可能性がある。CVSS v3のスコアは7.2。
脆弱性の対象となる製品とファームウェアのバージョンは、次の通り。カッコ内は該当する脆弱性を示す。
- WG2600HS ファームウェア Ver.1.7.2より前(1、2)
- WG2600HP4 ファームウェア Ver.1.4.2より前(1、2)
- WG2600HM4 ファームウェア Ver.1.4.2より前(1、2)
- WG2600HS2 ファームウェア Ver.1.3.2より前(1、2)
- WX3000HP ファームウェア Ver.2.4.2より前(1、2)
- WX4200D5 ファームウェア Ver.1.2.4より前(1、2)
- WF1200CR ファームウェア Ver.1.6.0より前(2)
- WG1200CR ファームウェア Ver.1.5.0より前(2)
- GB1200PE ファームウェア Ver.1.3.0より前(2)
- WX1500HP ファームウェア Ver.1.4.2より前(3)
- WX3600HP ファームウェア Ver.1.5.3より前(3)
記事訂正:2月15日
記事初出時、ファームウェアのバージョンについて「Ver.◯以前」と記載していましたが、全て「Ver.◯より前」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。