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警察庁、「海外で儲かる仕事」に誘われ、脅迫・監禁され、犯罪に加担させられる事案に注意喚起

「海外で儲かる仕事」の危険性に関する注意喚起

 警察庁は2月20日、オンラインゲームやインターネットを通して「海外で儲かる仕事」に誘われた結果、海外で脅迫・監禁され、詐欺などの犯罪に加担させられる事案が発生しているとして、安易な気持ちで応募しないよう注意喚起を、X(旧Twitter)に投稿するとともに、ウェブサイトで公開した。

 いわゆる「闇バイト」に関連する問題として取り上げられており、警察庁は、たとえ知人から紹介された仕事であったり、渡航費を負担するなどされても安易に信用しないように呼び掛けている。そのため、内容に合わない高額な報酬が提示されるなど、少しでも怪しいと思った場合には一切応じないよう求めている。

 相談事例として、「オンラインゲーム上で知り合った人から海外の仕事を紹介され、タイへ渡航後、ミャンマーへ密入国させられた。そして、マシンガンで武装した者が監視する建物に連れて行かれ、詐欺をさせられた」のように、海外の仕事を紹介されて「渡航してしまった例」と「渡航しなかった例」が紹介されている。その上で「警察に相談することが『あなた』や『家族』を確実に保護します」と、すでに仕事を紹介されていても、警察を信頼して相談するようにと呼び掛けている。

 相談にあたっては、警察相談専用電話の「#9110」に電話するようにと案内している。