ニュース
「勇気を持って引き返して」―警察庁、Xで“闇バイト”に関わろうとする人に呼び掛け
2024年11月15日 12:25
警察庁は11月14日、いわゆる「闇バイト」の犯罪実行者募集に応募している人に向けた注意喚起を、X(旧Twitter)に投稿するとともに、ウェブサイトで公開した。少しでも怪しいと思う募集情報には応募しないように、また、仮に犯罪に加担することになったとしても、勇気を持って引き返してほしいなどと呼び掛け、警察の相談事例を紹介している。
闇バイトの問題に関して、警察庁は10月に、犯罪実行者募集情報の体部分はXで行われていると発表しており、今回の呼び掛けがXで行われたことも、これに関連しているとみられる。
「警察は相談者やその家族を確実に保護します」
「犯罪者グループは、約束の報酬を元から支払うつもりはなく、応募者は『使い捨て』要員です」とし、犯罪行為に加担することについて「知らなかったという言い訳は警察には通用しません。警察は必ず捕まえます。逃げることはできません」と、厳しく警告している。
そのうえで、「勇気を持って引き返し」、警察に相談した事例を紹介しながら「警察は相談を受けた『あなた』や『あなたの家族』を確実に保護します」と、すでに闇バイトに応募していたり、犯罪行為に加担することになったとしても、警察を信頼して相談するようにと呼び掛けている。
相談事例には、「シグナル」のインストールを求められて断った例、個人情報を握られた後で警察に相談した例、具体的な「仕事」の説明を受けてから相談した例など、さまざまな段階から引き返した人たちの例が紹介されている。
相談にあたっては、警察相談専用電話の「#9110」に電話するようにと案内している。
【犯罪実行者募集情報へ応募している人へ】
— 警察庁 (@NPA_KOHO)November 14, 2024
犯罪者グループにとって応募者は「使い捨て」要員です。
警察に相談がなされた事例を紹介します。凶悪な犯罪に加担する前に警察に相談してください。#警察#強盗#犯罪#求人#高額#高収入#即日#運び#送迎#ホワイト#簡単pic.twitter.com/E9sHkU1bHR