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Windows XPとOffice 2003の“最終パッチ”も、4月のMS月例パッチは計4件

 日本マイクロソフト株式会社は、日本時間の4月9日に計4件の月例セキュリティ更新プログラム(修正パッチ)を公開することを予告した。対象となるソフトウェアはWindows、Internet Explorer、Office。修正される脆弱性の最大深刻度は、4段階中で最も高い“緊急”が2件、2番目に高い“重要”が2件。いずれもリモートでコードが実行される恐れのあるものだという。

 以前からアナウンスされているように、Windows XPとOffice 2003のサポート期間が4月9日で終了する。今回の月例パッチでは、Windows XP向け、Office 2003向けで最後となるパッチも予定されている。

 また、Word 2010を狙った限定的な標的型攻撃での悪用が3月に確認されていた脆弱性についても、今回、修正が行われる予定。今回のパッチでは、影響を受けるWordの全バージョンを対象に修正パッチを提供するという。この件については、マイクロソフトが3月25日にセキュリティアドバイザリ(2953095)で公表。パッチが提供されるまでの回避策として、設定を自動変更するツール「Fix it」を提供していた。

(永沢 茂)