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Amazon、メッシュルーター「eero」にWi-Fi 7対応の新モデル2製品発表
既存モデルを価格改定し、全モデルでIPoE IPv6対応
2025年6月10日 13:15
アマゾンジャパン合同会社は6月10日、メッシュWi-Fiシステム 「eero」(イーロ)シリーズの新モデル2製品の予約販売を開始した。いずれも既存のWi-Fi 7モデル「eero Max 7」よりも低価格のモデルとなり、Wi-Fi 7デュアルバンド対応の「eero 7」が1万9800円、Wi-Fi 7トライバンド対応の「eero Pro 7」が4万4800円。6月25日から順次出荷の予定。
eeroシリーズは、2024年9月に日本国内での販売を開始したメッシュWi-Fiシステム。搭載されているTrueMeshテクノロジーはにより、シリーズ製品間でメッシュを構築できる。Matter、Thread、Zigbeeデバイス用のスマートホームハブとして機能することも特徴で、ユーザーはAlexaを介してMatterデバイスをセットアップ可能で、Thread Border Routerとして機能し、Zigbee smarthome hubとして互換性のあるデバイスを接続できる。
有料サービス「eero Plus」に加入することで、オンラインセキュリティ機能やペアレンタルコントロールなどが利用可能となる。それに加えて、パスワード管理サービスの「1Password」、アンチウイルスソフトの「Malwarebytes」、VPNサービスの「Guardian」も利用可能となる。料金は年額プランで1万3600円、月額プランで1500円。
「eero 7」はデュアルバンドに対応し、有線ポートはWAN/LAN自動判別の2.5Gbps×2ポートを備える。最大通信速度は有線で最大2.3Gbps、無線で最大1.8Gbpsに対応するとしている。
カバー範囲は1台あたり190㎡で、同時接続可能なデバイス数は約120台。本体サイズは130×130×64mm。日頃からWi-Fiを動画ストリーミングや仕事など生活の中で活用しているユーザー向けだとしている。
「eero Pro 7」はトライバンドに対応し、有線ポートはWAN/LAN自動判別の5Gbps×2ポートを備える。最大通信速度は有線で最大4.7Gbps、無線で最大3.9Gbpsに対応するとしている。
カバー範囲は1台あたり190㎡で、同時接続可能なデバイス数は約200台。本体サイズは79×147×180mm。日頃からネットワークに100台以上のデバイスを接続している、もしくは複数のユーザーが同時に動画ストリーミング、オンラインゲーム、電話会議などを絶えず行っている高負荷大容量なネットワーク環境を抱えているユーザー向けだとしている。
今回発売した2製品は、IPoE IPv6接続に対応している。また既存の「eero 6+」「eero Pro 6E」「eero Max 7」の3製品についても、6月10日出荷分よりIPoE IPv6に対応しており、販売済みの製品については今年夏頃のソフトウェアアップデートで対応するという。
新製品の発売にあわせて、既存3製品の価格改定も行われた。「eero 6+」が1万5800円、「eero Pro 6E」が3万4800円、「eero Max 7」8万9800円となっている。