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国勢調査が行われる2025年、 なりすましの「かたり調査」などに国民生活センターが注意喚起
不審な電話や訪問に関する相談がすでに発生中!
2025年9月8日 06:50
独立行政法人国民生活センターは、国勢調査をかたる不審な電話や訪問に関する相談が全国の消費生活センターなどに寄せられているとして、注意喚起を実施した。
国勢調査は、日本に住むすべての人と世帯を対象に、国内の人および世帯の実態を把握することを目的として、5年に一度行われる統計調査。2025年は調査の実施年で、9月下旬頃から調査員証を携帯した調査員が訪問し、調査事項などが記載された調査書類を配布する。
相談事例として、「国勢調査に協力しないとブラックリストに載る」「電話が使えなくなる」といった不審な電話や、「国勢調査の調査員と名乗る者が訪問し家族構成や年収を聞いてきた」などと国勢調査を装って個人情報等をだまし取ろうとする「かたり調査」などが紹介されている。
同センターでは、調査員が年収、預貯金額、銀行口座の暗証番号、クレジットカード番号等の資産状況などを確認することや、金銭を要求することはないとするとともに、詐欺やその他の犯罪に結びつく可能性もあるため、不審だと思ったら、すぐに話をやめる、電話の場合は電話を切ることを呼びかけている。
また、不安に思った場合やトラブルになった場合には、最寄りの消費生活センターや、消費者ホットライン「188(いやや!)」番に相談するように案内している。