Microsoft、「Bing」公開でサーチエンジンシェアを拡大


 調査会社米comScoreは16日、2009年6月の米国におけるサーチエンジンのシェア調査結果を発表した。依然としてGoogleが首位の座を守っているものの、Microsoftが「Bing」公開1カ月でシェアを拡大している。

 調査によると、6月のGoogleのシェアは65.0%で、前月と変わらなかった。しかし、2位のYahoo!のシェアは20.1%から19.6%へと0.5ポイント下落。一方、3位のMicrosoftは8.0%から8.4%へと0.4ポイント増加し、Yahoo!の減少分をBingが獲得した格好だ。

 クエリー数においても、GoogleとYahoo!がともに減少したのに対して、Microsoftが増加。Google系サイトのクエリー数は2%減少、Yahoo!系サイトは4%減少したが、Microsoft系サイトは3%増加した。

 また、個々のサイトの内訳を見ていくと、大手サーチエンジンと比較してクエリー数は少ないものの、Facebookが急成長している。Facebookのクエリー数は約2億回で、企業グループ別に集計した順位では全体の9位だが、成長率は上位10グループの中で最高の9%を記録している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/7/17 12:04