EU、中欧地域で商品比較Webサイトなど構築支援


 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は3日、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロベニア、キプロスなど中欧地域で、消費者向けに各種商品の商品比較を行える雑誌やWebサイトの構築を支援することを明らかにした。

 EUでは、これまで3カ年計画で同種の試験を行ってきたが、今回の支援は、その結果を実行に移すものであるとしている。製品には、洗濯機、デジタルカメラ、携帯電話、掃除機、チャイルドシート、洗剤、日焼けローション、携帯音楽プレーヤー、テレビセットが含まれている。このプログラムの目的は、中欧地域の消費者団体の能力を訓練し、支援することが目的であるとしている。

 日本では、当局主導というよりも民間のカカクコムなどが中心となって、このような価格比較サイトが発達してきたが、EUにおける状況はこれとは対極的だ。日欧の社会状況の相違を感じるプログラムといえる。


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(Gana Hiyoshi)

2009/9/7 12:05