Zain、モバイルバンキング/決済サービスをアフリカ西部に拡大
中東・アフリカ地域の携帯電話キャリア大手Zainは6日、同社のモバイルバンキング/決済サービス「Zap」の提供エリアを、ニジェール、シエラレオネ、マラウイに拡大したと発表した。
Zapはすでにケニア、タンザニア、ウガンダで開始されており、1000万人以上の利用者がいるという。今回のエリア拡大により、アフリカの計6カ国、1億5000万人以上の人口をカバーすることになる。Zainでは、モバイルコマースサービスのカバーするエリアの面積では“世界最大”だと主張している。
Zapは、モバイルバンキングサービスに加え、光熱費や学費の支払い、商品やサービスの決済、家族や友人への送金にも利用できる、日常生活に密着したモバイルコマースサービスだ。
特に、マラウイ、ニジェール、シエラレオネといった地域では、銀行サービスは都市部でしか受けられないことが多いため、携帯電話によるモバイルコマースサービスは地域の人々の生活に大きな影響を与えることになる。
Zainは、クウェート証券取引所に上場しているMobile Telecommunications Company KSC社のブランド。バーレーンに本社を置き、中東・アフリカ地域23カ国で営業する大手携帯キャリアだ。2009年9月末時点で7000万人を超える利用者がいるという。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/1/7 11:43
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