欧州委員会、OracleによるSun買収を承認


 EUの執行機関である欧州委員会は21日、米Oracleによる米Sun Microsystemsの買収を承認したと発表した。

 欧州委員会は、OracleがSunを買収することでオープンソースデータベースの「MySQL」を取得することとなり、欧州経済地域の公平な競争を阻害するとして懸念を表明。2009年9月以降、調査を続けていた。

 今回、買収を承認した理由として欧州委員会では、ハイエンド分野ではMySQLとOracleが競合にないことや、オープンソースデータベースの「PostgreSQL」が信頼性のある代替選択肢になりうることなどを挙げている。

 Oracleは2009年4月、Sunを74億ドルで買収する計画を発表していた。同社は今後、中国とロシアからも承認を得た上で、今回の買収を早期に終了させたいとしている。


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(増田 覚)

2010/1/22 17:21