日本オンラインゲーム協会、なりすまし対策で共通認証システム


 日本オンラインゲーム協会(JOGA)は3月31日、会員企業で共通の認証システムを導入すると発表した。携帯電話とワンタイムパスワードを組み合わせて本人確認を行う。ユーザーアカウントの不正取得が急増していることを受け、警察庁がJOGAに認証システムの導入を要請していた。

 認証システムは、合計で約5000万ユーザーアカウントを保持するJOGA会員企業の共通基盤として導入する。情報共有により問題解決の迅速化が見込めるほか、中小ベンチャー会員企業でも導入可能な低コストを実現したという。

 ワンタイムパスワードとは、「使い捨てパスワード」とも呼ばれ、ユーザーがネットワーク上で認証を行う際、毎回異なった暗証番号やパスワードが提供される仕組み。

 JOGAには、NHN Japanやエヌ・シー・ジャパン、エレクトロニック・アーツなどの正会員18社、アンラボやウェブマネー、電通などの準会員15社、日本ベリサインなど賛助会員5社が加盟する。


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(増田 覚)

2010/4/1 16:30