戦国武将・幕末志士のメールソフト、ジャストシステムが5月発売


 ジャストシステムは、メールソフト「歴史メール 戦国武将の密書」と「歴史メール 幕末志士の密書」を5月21日に発売する。戦国武将や幕末志士などのイラストをモチーフにした背景デザインや声優による各種ボイスを収録しており、戦国時代や幕末の気分を味わえるという。Windows 7/Vista/XP(SP2以上)に対応。価格は各2980円で、家電量販店のほか、歴史グッズ店などでも販売する。


「歴史メール 戦国武将の密書」のパッケージ「歴史メール 幕末志士の密書」のパッケージ

 背景デザインは、ゲーム「戦国無双」のキャラクターデザインなども手がけた武将イラストレーションの第一人者・諏訪原寛幸氏によるもの。メール送受信時に合戦をほうふつとさせるアニメーションを表示したり、アイコンにも戦国や幕末をイメージしたデザインを取り入れている。起動時や終了時、メール受信時などには、“歴史アイドル”の美甘子氏、俳優の唐橋充氏による各種セリフや効果音が流れる。

 「歴史メール 戦国武将の密書」でモチーフにしている戦国武将は、伊達政宗、真田幸村、織田信長、武田信玄、上杉謙信、直江兼続、前田慶次郎、明智光秀の8人で、計24種類の背景デザインを収録。ボイスは、起動時の「出陣」「わしに続けい」、終了時の「ごゆるりとお休みくだされ」「退却じゃ」、メール受信中の 「しばし待たれよ」、メールをゴミ箱に入れた時の「討ち取ったり」「刀の錆にしてくれる」などを収録。


伊達政宗伊達政宗
真田幸村前田慶次郎

 「歴史メール 幕末志士の密書」の背景デザインは、坂本龍馬、龍馬ゆかりの人物(岩崎弥太郎、中岡慎太郎、岡田以蔵)、新撰組1(新撰組、土方歳三)、新撰組2(近藤勇、沖田総司、新撰組マーク)、薩摩藩士(西郷隆盛、大久保利通、島津斉彬と島津久光)、長州藩士(高杉晋作、木戸孝允)、幕府の要人達(勝海舟、井伊直弼、徳川慶喜)、日本の夜明け(江戸開城、幕末の思想家達、明治政府)という8カテゴリー/計24種類を収録。ボイスは、起動時の「日本の夜明けは近いぜよ」「いざ参る」、終了時の「大儀であった」「桂浜で待ちゆうきに」、メールをゴミ箱に入れた時の「天誅」「切り捨て御免」など。

 このほか、それぞれ毎月新しい人物の背景デザインを、2011年1月までダウンロード提供する予定だ。


坂本龍馬日本の夜明け
土方歳三新撰組マーク

 なお、両ソフトとも、ベースとなっているのはジャストシステムのメールソフト「Shuriken 2010」だ。同ソフトに搭載されている「ToDoバンク」「フォルダウォッチ」「付箋機能」は省略されているが、 GmailやYahoo!メールなどのWebメールの取り込みや、他のメールソフトからのアカウント情報およびアドレス帳のインポートなどは「Shuriken 2010」と同様に行える。

 ジャストシステムによると、「歴史メール」は「ある意味1つのチャレンジ」。同社ではこれまで、ワープロソフト「一太郎」や日本語入力ソフト「ATOK」などビジネス系ソフトが主力だったが、これまでとは異なるユーザー層にアプローチし、広く楽しんでもらえる製品を意図して開発したという。発売後1年間で、2製品合計で3万本の出荷を目指す。


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(永沢 茂)

2010/4/20 15:04