「Firefox 3.6.9」公開、計14件の脆弱性を修正


 Mozillaは7日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となるバージョン3.6.9を公開した。Windows/Mac/Linux版があり、日本語版も用意されている。

 Firefox 3.6.9では、WindowsのDLL読み込みに関連する脆弱性など、合計14件の脆弱性を修正。14件のうち10件の脆弱性は、重要度が4段階で最も高い“最高”とされている。

 また、新たにHTTPレスポンスヘッダー「X-FRAME-OPTIONS」に対応。サイト所有者がこれを使用し、コンテンツが他のサイトに埋め込まれないようにすることで、クリックジャッキング攻撃を緩和することができる。

 MozillaではFirefox 3.5についても、同様の脆弱性を修正したバージョン3.5.12を公開した。ただし、Firefox 3.5についてはまもなくサポートを終了するため、Firefox 3.6.9への移行が推奨されている。


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(三柳 英樹)

2010/9/8 12:08