米Barnes & Noble、電子書籍リーダー「NOOK」のカラーモデルを発表


NOOKcolorの予約サイト

 米Barnes & Nobleは26日、電子書籍リーダー「NOOK」の新モデルとして、カラー液晶を搭載した「NOOKcolor」を発表した。価格は249ドル。オンラインストアで予約を受け付けており、11月19日に出荷を開始する。

 「NOOKcolor」は、OSにAndroidを採用し、7インチ(1024×600ドット)のIPSカラー液晶タッチスクリーンを搭載する電子書籍リーダー。Barnes & Nobleの電子書籍ストア「NOOKbook Store」にアクセスして200万点の電子書籍を購入できるほか、EPUB形式の電子書籍、PDF、Excel、Wordなどの文書ファイル、音楽ファイル(MP3/AAC)、動画ファイル(MP4)の視聴・再生に対応する。

 本体には8GBのメモリーを内蔵し、約6000冊の電子書籍が保存が可能。外部メモリーとしてmicroSDカードスロットも備える。無線LANはIEEE 802.11b/g/nに対応。本体サイズは8.1インチ×5.0インチ×0.48インチ(約20.6cm×12.7cm×1.2cm)、重量は15.8オンス(約448g)。

 従来のNOOKと同様に、友人間で電子書籍の貸し借りが行える「LendMe」機能や、Barnes & Nobleの実際の店舗内で本の立ち読みができる「Read In Store」機能などが利用可能。FacebookやTwitter、メールなどで友人と電子書籍を共有できる「NOOKfriends」機能も備えた。

 また、Barnes & NobleではNOOKcolorの発表に合わせて、電子書籍ストアに新聞や雑誌などカラー対応の定期刊行物を扱う「NOOKnewsstand」と、子供向けの絵本などを扱う「NOOK kids」を新設。外部の開発者向けに、NOOKcolor用のアプリを開発するための「NOOKdeveloper」プログラムも発表した。


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(三柳 英樹)

2010/10/27 14:05