「鬱」など追加した新「常用漢字表」が告示される、PCの普及で入力が容易に


 新しい「常用漢字表」が11月30日、内閣告示された。196字を追加する一方、あまり使われなくなった5字を削除し、計2136字となった。

 常用漢字表は、表法令や公用文書、新聞、雑誌、放送など、一般の社会生活において現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安として使用されるもの。今回の改定では、「鬱」「彙」などの画数の多い字が含まれた。PCなどの普及で容易に入力できるようになり、必ずしも手書きできなくてもいい状況になったことが背景にある。

 このほか、「岡」「媛」「茨」など、都道府県名に使われる11字なども追加された。また、一部の字の読みも追加されている。


関連情報


(永沢 茂)

2010/12/1 19:20